雑録

アキウソ-The only neat thing to do-体験版の感想・レビュー

ピンヒロインもの。四季嘘シリーズはハルウソ、ナツウソと発売されているがやったことはなかった。
最初は、日常系学園モノかと思っていたが、ファンタジー系魔法能力お悩み相談部モノであった。
主人公くんはレッドラインなる魔道具を内蔵されており、他人の嘘が見破れてしまう。
そのためにお悩み相談部で魔道契約を交わし、依頼を達成することでMPを吸収するのだとか。
アキウソは吸血鬼展開であり、魔界の名家における封建的束縛を厭った少女が扱われる。
果たして主人公くんは封建遺制を打破できるのであろうか!!ハルウソヒロインとの対決もあるよ!

雑感

  • 主人公くんの過去背景がしっかり描けていて良いのでは?
    • 主人公くんが魔道具を内蔵することになった経緯の設定がきちんと掘り下げられています。幼少の頃に、母親を亡くし父子家庭で育てられた主人公くん。父親は愛情を注いでくれたものの、仕事が忙しくかまってもらえない日々が続きました。主人公くんはそれでも子供なりに父親の多忙さを理解していたのですが、遊園地へいく約束を反故にされたことを契機に、今まで抑圧してきた感情が爆発してしまったのでした。そんな際に主人公くんに与えられた魔道具がレッドラインで嘘を見抜けるようにするというもの。父親の言葉が嘘ではなく、自分は大切にされていることを知った主人公くんは父親への信頼と愛情を取り戻すのでした。しかしその代償は大きく、レッドラインを内蔵されたために人間の虚言の多さに辟易することに。さらに魔道具を維持するにはMPが必要らしいのですが、ただの人間である主人公くんに魔力はなく、ゆえに魔道契約書を交わしてマジックパワーを得なければならないそうな。そんなわけで自然と魔道契約が結べるようにと、お悩み相談なんでもお助け部を設立し、諸問題に立ち向かっているのです。個人的にこの「お悩み相談お助け部」展開ってあんまり好きではないのですが、この作品は比較的にすんなりと受け入れられました。これも異世界設定をわりと丁寧に描いていたからかもしれません。

  • 吸血鬼封建的束縛
    • アキウソの攻略対象は吸血鬼。吸血鬼というと月姫とかドラクリウスとかドラクリオットとか思い出しますね。で、ヒロインはもう既に好感度マックス状態であるのですが、過去回想パートでデれるまでのエピソードが語られ、その馴れ初めが結構面白く感じます。名家出身で本人もそれを誇りとして両親や家の束縛に従ってきたのですが、成長するとともに自己の存在意義を自問自答するようになり、政略結婚をきっかけに、自分は個人としてもとめられているのではなく血筋を存続させるためだけの道具に過ぎないと悟ってしまう・・・というおきまりのパターンですな。だがそれが良い。慣れない人間社会に適応するのに困難となっているところを主人公くんに助けられ、懐かないネコが次第に馴染んでいく様子がニヨニヨできます。あと吸血鬼ヒロインと従者サブヒロインの絆とかが挿入されており、それが良い味出してる感もあります。
    • そんなヒロインとも4年の歳月を過ごし、すっかり相棒としての地位が定着しました。と、いうのが時間軸的な流れ。しかし、吸血鬼に必要な人工血液や輸血パックの供給を第三者に止められてしまい困ることに。対応策として生殖行為を行ったりなんだりしてフラグを構築していきます。その様子をハルウソのヒロインに嗅ぎつけられて嫉妬を買うというヤンデレ展開もありそうな感じ。果たして主人公くんは、輸血パックの供給を阻害する犯人を見つけることができるのか、ヒロインは封建的な家庭とどのように決着をつけるのか、またハルウソヒロインとの関係はどうなるのかと、プレイヤーに購入意欲を持たせて体験版はお開きとなります。