けものフレンズ 第12話「ゆうえんち」の感想・レビュー

今まで出演したキャラで総力戦を展開して大勝利!かばんちゃんの伏線回収して、別離と旅立ちエンド!
そして別離と見せかけて実はついていくサーバルたち。最後は電池切れで停止した際に追いつき追突ゴイーン。
鬱エンドとならず程よいコメディ。ご都合主義となりがちなメガンテ展開もそっちが本体かい!と笑いで回収。
最後は舞台となったキョウシュウ地方以外にもフレンズはいるよ!と次はゴコク地方へ上陸します。
もし次があるとしたら「ミライさんとの出会い展開」・「文明崩壊後のセカイ回収」等いくらでもやれそう。

今回の見どころ!



  • 総力戦→大団円展開は様式美なだけにテンションが上がります。
    • ラッキーさんメガンテフラグ
      • 第11話のかばんちゃんプチッとなエンドから一転、第12話はサーバルちゃんが目覚めて始まります。かばんちゃんを何としても助けたいサーバルちゃんにラッキーさんが作戦続行を提案。驚くサーバルちゃんに対し、「ヒトの緊急事態対応時のみフレンズへの干渉が許可されているんだ。生態系の維持が原則だからね」とのこと。ここからもうラッキーさんメガンテ展開の匂いが沸々とするのです→→「サーバル、3人での旅楽しかったよ」は死亡フラグ。それに対し「当り前じゃない。かばんちゃんを助けてまた色んなとこへ行くんだから」と死亡フラグを叩き折ってくれるのもの頼もしいですね。
    • 総力戦からの大団円展開
      • 今まで登場したキャラたちが助けに来てくれるのは様式美で燃える展開なだけに、どのように演出されるかに注目が集まります。本作品の場合は、島の長であるハカセ(フクロウ)たちがまず参戦。そしてそれでも手強い感を醸し出したところで・・・ハカセたちに連れてこられたフレンズたちがOPテーマと共に一斉に現れるという展開です。「フレンズによって得意なことは違うから」がここでも効いており各自が各々の特性を活かして戦うのはよいものです。トドメとなるサーバルちゃんの野生解放?が「火をつけた紙飛行機」だったのが、すごく感動します。すなわちかばんちゃんは旅の中で身につけたサーバルちゃんの「キノヴォリ」でサーバルちゃんを助けたのですが、今度は逆にサーバルちゃんがかばんちゃんとの旅の中でみにつけた「人類の叡智」でかばんちゃんを救うという対比になっているのです!!スゲー。
    • ヒトのフレンズが動物に戻ってもヒト。
      • ついにかばんちゃんを救出するも、そこには光るカタマリのみ。セルリアンに食べられたら元の動物に戻ってしまうとのことですが、かばんちゃんはフツーに復活。しかも記憶維持したままで。ハカセたち曰く「動物がヒトの特性を得たのがフレンズ。ならヒトのフレンズが動物に戻っても。ということですか」とのこと。
    • ラッキーさんメガンテをどう処理するか
      • 最後はラッキーさんのメガンテが炸裂。かばんちゃん救出後も作戦は続行し、当初の予定通り船沈没作戦。ラッキーさんは身を挺してケリをつけたのです。所謂「メガンテ展開」は諸刃の剣であり、哀愁を誘う効果がある一方で、一歩間違えれば残念な結果になりがち。ホントウに死んでしまえばホンワカ癒し系が台無しになってしまいますし、だからといって安直に実は生きていましたーとかやられるとご都合主義展開で興醒めとなってしまうのです。本作品の場合は、コメディ要素をふんだんに散りばめているので、見事に笑いで回収してくれます。ラッキーさんの残骸を手にするかばんちゃんとサーバルちゃんでしたが、ラッキーさんの本体はガラス?の方であり、そっちが本体かい!!とツッコミを入れる間もなく、驚いたサーバルちゃんにより海の中にぽちゃん!



  • 遊園地で伏線を回収しましょう。
    • 総力戦からの討伐から1か月後に慰労会開催。ここで伏線が回収されていきます。かばんちゃんはミライさんの帽子についていた髪の毛のフレンズ。ツチノコからは「体毛からフレンズ化したパターンだな」と評されます。またかばんちゃんは「ラッキーさんはヒトの危機になるとしゃべれる」ことを利用し、サーバルちゃんと「食べないでください」のコントを繰り広げ、会話?を可能しています。
    • 観覧車タイムでは最後のミライさんのコメントを回収。ここでも隣の車両が老朽化して転落するとかコメディが炸裂しています。ミライさん曰く「結局、パークの職員は島を出ることになりました。短い間でしたけど、私はこの島で会えた沢山の奇跡に感謝しています。きっとまた・・・ラッキー、留守をよろしくね。(ボス「まかせて」)…ごめんね、すぐ戻るから。(風で帽子が飛ばされていく)(先代サーバル「ミライさーん」)」。ミライさんと先代サーバルちゃん生きてるっぽいですね。続編があるとするなら、このミライさんたちと会うはなしになりそうかもしれません。



  • 別離と旅立ちであのEDは泣けるけれども、最後にオチがついたぁー
    • 観覧車から降りるとフレンズたちが終結し、ホバークラフト用に回収されたジャパリバス前面を受け取ります。(OPでみんなで作ってたのはこのホバークラフトなのか・・・?)こうしてヒトの捜索はいつかでいっかと言っていたかばんちゃんは急遽旅立つことに。別離と旅立ち。かばんちゃんのホームはいつでもこのジャパリパークだから外来の文明を仕入れて戻ってくるぜと外の世界へ旅立ちエンド。各キャラの別れの挨拶でカバが「ホントウに辛い時には誰かを頼ったっていいのよ」は壮大な前フリ。そして第1話では何もできなかったかばんちゃんが最後にも木登りを披露し自立した姿を見せるのです→→船に乗り込んでEDが流れます。EDの前にちゃっかりとサーバルちゃんやフェネック?たちもかばんちゃんをナチュラルに追いかけるのですが、EDの歌詞の意味を考えるとフツーに一人で旅立ちエンドにもできそうでしたね。かばんちゃんたちはキョウシュウ地方を旅立ちゴコク地方へと向かいます。
    • そして最後にCパート。コメディエンドです。いつものごとくラッキーさんがポンコツっぷりを発揮し、バスの電池が無くなりストップ。そこへ追いかけてきたサーバルちゃんたちが追いつきゴイーンとな。そしてラストはゴコク地方のフレンズが登場し、OPの前奏が流れて幕を閉じます。次回作が楽しみですね。
  • キョウシュウ地方とゴコク地方の地図関連メモ



↑懸案の「つづく」問題に関する資料。右下に文字が浮き上がるとのこと。