雑録

ニュートンと林檎の樹「エドモンド=ハレー√」の感想・レビュー

歴史修正に失敗しプリンキピアが第2編までしか出版されないまま17世紀で生きていくはなし。
フックの陰謀を破り、ニュートンとハレーが友情を深める描写が前半のメインとなります。
後半ではニュートン万有引力の法則を思いつくかどうかに賭けることになるが達成できず。
主人公くんにはこのセカイをなかったことにしてもう一度やりなおすかどうかが委ねられるが・・・。
結局、このセカイの出来事をなかったことにはできないと、新世界で生きていくのであった。

新説エドモンド=ハレーは日系女性だったの巻き


  • 江戸幕府の外交統制政策で帰国できなくなった日系子女
    • 日本史で南蛮貿易とか朱印船貿易とか習うと17世紀前半まで東南アジア諸国日本人町があって胸が熱くなる展開がありますよね。私も小学校の時に、この帰れなくなった人たちどうなったんだろう?街の遺構とか残ってないのかな?日系の子孫たちは同化してしまったんだろうか?と思いを馳せていたのですが、ウン十年の時を経て、ついに紙芝居ゲーの攻略ヒロインとして登場!しかもイギリスに来たものの江戸幕府の外交統制で帰国できなくなった人たちの子孫である日系ケンブリッジ大学女子学生がエドモンド=ハレーの中のヒトという設定で盛り込みまくりですね!
    • 元ネタとなっている史実として、ニュートンの『プリンキピア』の出版に際し、フックが自分の名を謝辞に掲載しろとごねて、その対立を仲介したハレーが自分の金で自費出版させてあげるというエピソードにちなんでいると作中で解説されています。よくこんなエピソードからニュートンとハレーを女体化して百合系友情展開を思いついたな!!と感心することしきりです。


  • ニュートンとハレーの対立と和解
    • 17世紀後半のイギリスではまだまだ女性の社会進出も進まず、リケジョも肩身の狭い思いをしていました。そんな中、ニュートンの中のヒト(金髪炉利)とハレーの中のヒト(日系子女)は研究業績を認めてもらおうと頑張っていたのです。しかし金髪炉利が日系子女に黙って男性である「ニュートン」名義で論文発表を行ったからさぁ大変。金髪炉利の論文内容を知っている日系子女は大激怒し、ニュートンが金髪炉利の論文を剽窃したと憤慨したのでした。あまりの剣幕に金髪炉利は真実を言い出すことができずダラダラと引き延ばしてしまった挙句、フックに煽られて最悪のカタチでカミングアウトしてしまうことになり、。二人の仲は冷え込んでしまいます。よつこ√やラビ√ではこのまま終焉を迎えるのですが、周回を重ねたラビの力があれば、ニュートンとハレーを和解させることができるのです。フックの悪事を暴露し、金髪炉利の航空力学の研究を用いて二人の仲を回復させてあげましょう。
    • こうして無事ハレーのお金でニュートンが『プリンキピア』を出版できることになりました。この間、日常パートとなり主人公くんはエドモンド=ハレーとイチャラブします。日本に憧れを持つハレーの中のヒトのためにうどんを作ってあげたりするのです。17世紀イギリスで作れんの?うどん。そんなわけでうどんを食べながらニュートンの執筆を待つのですが、案の定第3編の万有引力の法則まで辿り着けませんでした。ここで主人公くんにもう一度タイムスリップし、林檎の樹を消滅させる前に戻るか否かが問われますが、主人公くんはこのまま『プリンキピア』第2編までのセカイで生きることを決意します。タイムマシンや未来から持ってきた品々を爆破し、現地で同化エンドを迎えるのでした。