雑録

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか? 第9話 「たとえ未来が見えなくても」

絶えず眼前に示される自我を失う恐怖に対して、百合友情パワーが発動するアイセアクトリ回。
アイセアは浸食が進み切った後の第二の人格であり本体と取って代わった存在であることが提示されます。
(第二部の『すかもか』で扱われるテーマの一つがこの自我交替でラキシュに焦点が当たります)
今回はアイセアのアドバイスで最後の灯火を有意義に使おうとするクトリの健気さが魅力的でした。
クトリが自我喪失と戦う様子はホスピス系(ナルキ)や存在忘却モノ(ONEそれちる)を思い起こさせますね。

アイセアとの友情回


  • 自我喪失に対して最後まで前向きに臨むはなし
    • 前回のラストで前世の浸食が進み呆然とするクトリ。そんなクトリの前にアイセアが現れ、心情吐露タイムが始まります。これが第二部の『すかもか』では重大なテーマとなる「浸食し切った後の第二の人格の出現」なんですね。なんと現在のアイセアはこの浸食し切った人格に該当するのだとか。そしてアイセアは健気なことに第二の人格を封印し、残されていた日記を読み込むことでアイセアだったものの記憶を引き継いで過ごしてきました。その秘密をクトリに話し、自我を保てるコツをアドバイス。そして今のクトリが何をしたいのかを問うのでした。(※原作でも2部4巻までではアイセアの人物像の掘り下げは行われていません)。アイセアの秘密を共有し、友情パワーを感じたクトリは、自我忘却の恐怖の中でも残された時間を有意義に使う強さを得たのでした。


  • 原作にあったっけシリーズ?(もしかしたらあったかもしれない)
    • クトリに焦点が当てられ、その苦悩の独白とかを聞けるのは良いのですが、時間の流れが緩やかに(誤解を恐れずに言えば引き延ばしっぽく)感じられてしまいました。いや良かったところもいっぱいあったんですよ?年少組にマフラーを編んであげながらも、もうキミたちのこと半分以上覚えていないとか悔いるシーンは個人的にグッときましたし。あと主人公くんが最近構ってくれないと婉曲的に甘えてくる描写にはハラショーでしたし。しかし如何せんイキナリ衣装チェンジタイムが始まりクトリが純白ドレスを着て主人公くんが奇麗だと率直に褒める展開はトートツ感が否めないような気がしました。あれ原作にあったっけ?って感じ(あったのかもしれない)。まぁクトリが可愛かったのでそれはそれで良かったのですが。で、ついに地上へ降下しましたが、前世編と世界設定編を残りの話数でどのように組み込んでくるか、シナリオ構成に着目ですね!!