プリンセス・プリンシパル case23「Humble Double」(第11話)

革命前夜。仲良しスパイグループ解散。女王を殺して皇位を簒奪し、階級社会を打ち壊すという筋書き。
とりかえばやモノってミスリードの連続であり、今どっちがどっちやねん!って感じ。
フツーに見ただけだと中身はプリンセスのままで、アンジェは飛空艇の中に置き去りのように見える。
そして本部はチェンジリング作戦が成功しプリンセスとアンジェが入れ替わったと思っているようだ。
本来であれば、プリンセスがアンジェを慮ってわざと冷たいセリフを吐いたと見るのが順当だが、はたして・・・
あとプリンセス時代アンジェ(シャーロット)が枯れ井戸で自殺しようとしていた真相が明かされる。

雑感

 

  • 仲良しスパイグループの解散と革命前夜
    • プリンセス暗殺計画がついに発動。そもそものチェンジリング作戦はスパイのアンジェがプリンセスと入れ替わることであった。だがこの作戦を提案したアンジェの意図はただただ過去を悔いてのものであり、二人で生きられればそれでよいというセカイ系エンドだったのである。幼少期にプリンセスをやってた頃のアンジェ(旧シャーロット)はあまりにも辛い王族の責務に挫折し自殺しようとしていた。だが身投げしようとした枯れ井戸で偶然出会った浮浪児(現プリンセス)との交流が、生きる糧になったというわけさ。入れ替わって戻れなくなった後も、アンジェ(旧シャーロット)は空っぽだったので、プリンセス(旧アンジェ)と会うためだけにつらい生活を生き抜いてきた。アンジェはプリンセスと再会し二人だけで逃げることを夢想していたのである。
    • だがしかしプリンセスは、かつてアンジェがプリンセスだった頃に見出した理想を受け継ぐことを生きる理由としてきた。すなわち自らが女王となって階級社会を平等にすることを目指してきたのである。アンジェの願いとプリンセスの理想はすれ違っていく。さらに作戦本部は女王を殺して王位を簒奪することを狙うようになっていった。プリンセスが女王に即位するという願い自体は叶えられるが、その手段は暴力革命なのであった。
    • 作戦本部の方針転換により仲良しスパイグループは次々と解散され、ドロシーおよびチセ殿が作戦から外される。窮地に追い詰められたアンジェはプリンセスと共に「飛んでカサブランカ」を決行しようとするがプリンセスに拒絶されてしまう。プリンセスはアンジェが諦められるようにと、わざと心にもない冷たいことばを投げつけていく。泣きながら罵るプリンセスの表情が見所ですね。
    • そしてアンジェを置き去りにして、自分がアンジェとして作戦本部へと戻っていくプリンセス。だがプリンセスを暗殺成功させたアンジェだと思い込む本部から、クーデターのお知らせ。植民地出身の陸軍に叛乱を起こさせ、女王を殺して王位を簒奪しようとしていたことを知らされる!どうするプリンセス!?そして飛空艇に取り残されたアンジェの運命は!?
    • ・・・と読むのがフツーの解釈なんでしょうね。けど、入れ替わりモノってそんな簡単にオチがつくわけないですよね。どっからどこまでがアンジェでどっからどこまでがプリンセスなんだ!?と視聴者をミスリードさせずにはいられません。
  • 最終回予想〜たぶん多くの視聴者が予想するであろう社会政策エンド〜
    • 現在のプリンセスがアンジェのために死ぬ。アンジェは一回落ち込む。だがスパイ仲間たちの総活躍で立ち直りクーデターを利用して女王として即位。共和国サイドのチェンジリング作戦は事実上成功するが、それはとりかえばや物語が解消され実質的にアンジェがシャーロットに戻っただけ。アンジェはかつて語った理想通りに階級社会・貧富の格差を解消するため社会政策に乗り出していくよエンド。浮浪児のアンジェ(現行プリンセス)の存在は消滅し、スパイとしてのアンジェも消滅する。こうして「アンジェ」という存在はW消滅を迎えたが、そのおかげで社会変革という思想は残った!!っていうオチ。