- Today's summary
- これまでの講義では、作品を研究して作品の舞台を実際に歩いてどのように感じるかを実体験したが、今回はコンテンツ―リズムを利用して町興しをしている事例を研究する。
- コンテンツツーリズムのアクター(旅行者・地域の側・権利サイドの3種類)のうち、地域にフォーカスを当てながらどのような取り組みをしているのかを紹介する。
- コンテンツ消費としてのツーリズム
前段
- 観光学にスポットあたっていないもの。
- コスプレイベントに参加するための移動 → コスプレイヤーはわざわざロケ地を求めてコスプレを撮りに行く。
- 映画館で映画を見ながらみんなでワイワイ騒ぐ → 地方で色がある それを求めて各地の映画館に行く。
- 今回はwashimiyaとhamanakatyou
- コンツリのタイプ
- ロケ地探訪型
- 招き入れる側の地域の人々の反応は、全く異なる。
- 製作者・訪問者ファン・ホスト地域から見た特性の違い
- 資源とアクセス…観光資源があるかないか/東京からアクセスしやすいか否か
- 作品世界との繋がり・受信発信の違い…原作者ゆかり/作品舞台地
- ネットワークや需要の違い…ファミリー+深夜アニメファン/深夜アニメファン → 諮問委員会で問題となる
washimiyaの特性
- ファンからの町興し
- ファン側から盛り上げていこう/地域側から売り出していこう!
- 情報の発信形態(ファンにどのように情報を届けるか)
- 「オワコン」「賞味期限問題」と再放送機能
- 「アマゾンプライム」効果がある。オワコンの再生産が行われている。
- 商工会+地域住民によるオリジナル展開
- オタ婚活 萌え輪ピック 地元の議会の議長が音頭をとっている
- オワコンを乗り越えるもの
- 作品をこえてオタクカルチャーをしている。
- 主体となっているのが商工会の場合だと官公庁や地方自治体とは違い・・・
- →→ビジネスとしてやっている体裁をとれる
hamanakatyouの特性
- 強味
- コンテンツの特殊性と版権元とのつながり
- カネ グッズ展開
- 地域の側 どこから儲けるのか カネ 食っていくため どうすればお客さんが喜んでカネを落とすのか。
- 声優のカネ
- ルパン三世は声優が大御所なので、呼ぶのにもカネがすごくかかる。
- コンテンツの複数性
- コンテンツがメディアを変えるたび・・・
- 原作コミック→アニメ→その他
- 癒着は信頼関係!?
- 浜中町になら喜んで支援をする!という関係
その他の話題
- エロゲ原作であったため町興しに失敗した事例
- 角川の聖地88問題
- 角川にカネを払った作品しか紹介しないので注意が必要。観光地としての良さではなく、角川が恣意的に選んでいるので、聖地88に発信源を絞ってしまうと触れられない地域が存在を抹消される恐れがある。
matome
- メリット・デメリット・現状
- washimiya
- 長所:ファン層の盛り上げ
- 短所:持続力
- 現状:さらに新しい展開を常に模索中
- hamanakatyou
- 長所:版権と行政
- 短所:地域住民の積極性
- 現状:地域側からの積極的な声が出て来た
- washimiya
- まだまだサンプルの事例が足りない!!
- 間野山研究学会をよろしく!!!