- 買ったのリスト
- 溝口ケージ『りゅうおうのおすまい』(NtyPe、2017年8月12日)
- えかきびと『おつかれさまですししょー』(サークルフィオレ、2017年12月31日)
溝口ケージ『りゅうおうのおすまい』(NtyPe、2017年8月12日)
銀子&供御飯さん本。前半4頁が姉弟子編、後半4頁が供御飯さん編となっています。
話の前フリと終局部分に一応あいも出てきます。
原作で主人公くんを攻略しようとする女性陣は多々あれど供御飯さんをチョイスするセンスが渋い。
- 銀子ちゃん肉体的接触を望み「詰めろ」する。
- 姉弟子こと銀子ちゃんですが、第4巻における小項目「姉弟子(かわいい)」から快進撃を果たします。そんななかで銀子ちゃんが主人公くんに甘えるようになった様子が描かれていきます。タイトルにもあるように『りゅうおうのおすまい!』ということで、あいの居ぬ間に銀子ちゃんがアパートに突撃。そこでひたすらベッドの上で甘えるのです。膝枕をせがむ姉弟子。膝が固いからという口実で騎乗位体制になる姉弟子。そこから本のページ越しに接吻を交わす姉弟子。そんな銀子ちゃんの様子を是非ご堪能ください。距離が近いとの指摘に対し、将棋ネタで『詰めろ』が棋士の本能と返し、言っておいて照れるというオチがすごく微笑ましいですね。原作では第6巻で銀子ちゃんが主人公くんと生殖行為を楽しむための宿泊施設に滞在し抱き枕と称してべた甘になりますし、第7巻ではそれが恒常化しツンドラ属性だった銀子ちゃんはチョロインと化します。さらに第7巻終局部では戦いに敗れた主人公くんに膝を貸して抱きしめ甘えさせてあげる慈母のような存在にまで昇華するのです。姉弟子の薄い本もっと描かれることを祈りましょう。
- 供御飯さん蒲団に潜り込み「向かい飛車」する。
- 供御飯さんは女流棋士兼将棋雑誌の記者であり、主人公くんの記事をたくさん書いてくれます。その馴れ初めは小学校時代であり、小学生名人戦以来の仲間なのです。供御飯さん小5、主人公くん小3の時の話。供御飯さんは準決勝で同じく女性の月夜見坂さんに敗北してしまうのです。泣きじゃくる供御飯さんに主人公くんが声をかけたことからフラグ構築が始まります。さらに決勝では主人公くんが見事に勝利するのですね。以来、供御飯さんは主人子くんに惚れこむようになったのです。そんな供御飯さんが薄い本に華麗に登場!!主人公くんの枕にスリスリしたり、顔をうずめこんだり、オフトゥンに潜り込んでモゾモゾしたりする描写を楽しむことができます。そして主人公くんの天然ジゴロが炸裂し、供御飯さんが命を燃やして書いている記事を褒めてお礼を言うと、感情が昂りまくり!!!そのまま供御飯さんは主人公くんをオフトゥンに引きずり込むのでした。
えかきびと『おつかれさまですししょー』(サークルフィオレ、2017年12月31日)
あい&天衣3P本。時系列的には原作5巻後6巻前。竜王タイトルをかけて名人と戦い防衛した後の話。
戦いが終わった後、主人公くんが倒れてしまったと聞いた天衣が駆け付けてきます。
両親を亡くした天衣はあいの提案に乗ることになるのですが・・・
その提案とはオフトゥンに潜り込んで愛を囁くことでした。
- あいのぶっ飛んだ猛攻に天衣が引きずり込まれる展開
- ししょーにべた惚れである炉利弟子あいの積極性がとても良いですね。そしてししょーにグイグイ迫るあいがいるからこそ、オクテ気味な天衣との対比が映えるというもの。大局で疲れ切って寝てしまったししょーの蒲団に潜り込み睦言を囁いてく展開はぐっときます。そしてあいによるレディコミで蓄えた知識で口径奉仕が炸裂。一方で、天衣はちゅっちゅと唇を貪ります。目覚めた後もあいに流されるままやってしまうししょーですが、終局部は二人を愛してエンドとなります。そして最後に真面目な将棋のお話のページが掲載されています。プロ将棋というのも大変なのですね。
- ツンデレ天衣がおススメ
- 原作では主人公くんズ一門とほぼ絡みの無い天衣。おそらくマイナビ本戦の決勝で銀子と戦うので、そこで天衣編が語られることを祈っています。出番が少ない天衣だからこそ、薄い本で出てきてくれると嬉しいですね。『おつかれさまですししょー』のみどころはあいに唆された天衣がなし崩し的に求めていくところに原動力があると思います。寝ている主人公くんにあいが好き好きちゅっちゅしているのに触発されて、もうどうにでもなれと接吻を決断する天衣。あいが尺八に夢中になっている隙をついて「今なら何してもバレない…!」と唇を貪り舌を入れ絶頂に達する天衣。そのいじらしさの表現がとても素晴らしいものになっています。会えなかった分中でいっぱい相手してよとおねだりするシーンはグッときますね。
- 天衣は原作本編で立ち位置的にどうしても出番が少なくなってしまっていますが、主人公くんのことを陰ながら思う想いは誰よりも深いものがあります。物心着く時から父親によって主人公くんの棋譜と接してきたのだから。天衣はこれまで勝利を重ねていますが、不安要素の伏線もはられているため、どのように回収されるのかが非常に気になりますね!!