- 本稿の趣旨
- 満州に関する戦後の研究動向を1960年代まで、1970年代、1980年代以降の三期に区分して概観すること
1960年代までの満州研究
- 全体的な特徴
- めぼしい成果に乏しく、戦前の満鉄調査部を筆頭とする豊富な調査研究の流れはほぼ途絶状態
- 1.満鉄関係
1970年代の満州研究
- 全体的な特徴
- 資料的環境の充実とともに、戦後の満州植民地研究の新段階を画する重要な研究が出現するに至る。
- 1.きわめて実証密度の高い共同研究
- 2.満州経営政策に関するもの
- 3.政治史的研究
- 4.批判点の残る文献