1:資料と史料
2:文書と記録
3.公文書と私文書
4.現用文書(⇔非現用文書)と古文書
- いつから文章が古文書となるのか?
- 現用文書は→ 今、効力を持っている文章。
- 役所で現在効力があるものは現用文書、ないものは非現用文書。
- 非現用文書であるのにもかかわらず、現在にも残っているもの。
問い:古文書の例は
日米修好通商条約。現在では効力がないが残っている。これを分析することで現在のことが分かる→「史」料
現用文書の価値とは→業務的・財務的・法務的
それに歴史的価値(中間保管庫の意義)が加わる。
- 古文書学
- 古文書をどう正確に読み解くか。
5.古文書学のはなし
- 様式論
- 例:偉い人から下のものへ、身分
- 組織論
- 例:役所の組織、お寺の組織、企業の組織など
- 近現代は作成母胎を理解していないと古文書が読めないという事例
- 時代が「平成」のものでも古文書となる!!(上記)
- 古文書の様式は組織によって変わる!
- 組織は同じ時代でもしばしば変わる!!室町どうし、江戸どうしでも異なる
- よって前述の「伊江御殿家資料」(伊江の辞令)は、平成3年の内閣制度が分からないと文章の内容を読めない。
6.アーカイブズ学(文書館学/史料管理学)のはなし
- 文書:アーカイブズarchivesはどう管理されるか…現用文書の管理と保存
- アーキビスト(文書専門官) 仕事
- 組織の文書管理
- 現在文書があったりなかったり処分したとかいったのに出てきたりする問題について
- 民主主義の根幹を揺るがす重大な事件。歴史的価値の有無を判断してない。私たちの知る権利。
7.資料保存機関のはなし
- 国立文書館 現代の公文書も保管。日本国憲法など。
- ヨーロッパや中国では公文書中心、私文書は残らない。
- 日本はフツーの民家のタンスとかに私文書がいっぱいある
- 研究者→体力勝負。キミはいくつ蔵をやぶったのかね?
- 日本はフツーの民家のタンスとかに私文書がいっぱいある
- 古文書を読むときに留意する点
- 資料の解釈
- 資料がどういう風に伝わって来たか、保管されてきたか、伝来や保存の経緯
- どの資料が、どの資料の上にあったのか? 資料の順番など