かりぐらし恋愛「荒波杏シナリオ」の感想・レビュー

苦行。怠惰な汚女の面倒を押し付けられるだけの話。部屋が汚すぎてゴキブリまで湧く。
片付けられない症候群は一種の病気だから致し方ない側面はあるが、開き直って居直られましても・・・
成長物語として徐々に身の回りのことができるようになっていくという展開ならまだしも。
このヒロインは自分の顔面偏差値と肉体だけで男を捕食し、一方的に搾取するのであった。
基本的生活習慣と社会的モラルを身に付けさせることの重要性が良く分かります。

荒波杏のキャラクター表現とフラグ生成過程


  • 怠惰な汚女モノ。主人公くんは、多少見てくれが良く体つきが豊満な女に引っかかってしまい、人生を棒に振る。
    • 『オトメドメイン』というゲームに家事・炊事が壊滅的な汚女がいましたが、それを遥かに超えるキャラクターをブン投げてきました。努力する気ゼロ、何もしないガールの頂点に立てるような人材です。父親はそんな娘のことを心配して、主人公くんを婿にしようと画策しています。それもそのはず、杏の母親も怠惰であり、父親は学生時代に中田氏してしまったため責任を取らされているのだとか。しょうもない妻と娘を抱えてお義父さんのライフはもうゼロよ!という流れ。お義父さんと共に、しょうもない女に惚れてしまった複雑な感情を分かち合おうではないか!!
    • で、シナリオはホント何もありません。杏が目覚めて基本的生活習慣を身に付けられるようになったりとかはしませんし、杏に何か辛い過去があって片付けられない症候群になってしまったとか全くありません。ただ、杏はひたすら怠惰なだけです。何もしようとしません。いや、1?くらい何かしようとはしますが、結局何も身に付きませんでした。一応、印象に残っているのが、杏がお弁当と称して持って来た「おにぎらず」というものです。アルミホイルに米が包んであるだけ。握ってすらいねぇ・・・しかも米を炊いて塩を振ったのすらお義父さんだったのです・・・。
    • そしてついにゴキブリ発生。いや、部屋に虫が湧くようではだめでしょうに。こうして主人公くんは、多少見てくれが良く体つきが豊満な女に引っかかって人生を棒に振るのでした。同じ境遇のお義父さんが侘しそうに現状を受け容れているシーンを見ると涙がでてくらぁ。主人公くんは杏を邪険にし悪態をつきながらも、結局は見捨てられず、杏の面倒を見るのでしたとさ。