雑録

【シベリア】「もしも輪読の授業で、ソ連での「競争による利潤追求」に対し、「それはブルジョワでは?」と述べたら」

シベリア抑留に関する文献講読の輪読の時の話。

今回の授業では、スターハノフ運動や平塚運動なる運動が報告者から紹介されました。作業能率を上げるための社会主義的競争、つまりは「自発的な運動」という形式によって、労働強化や無償労働を強いて、実質的に抑留者を「搾取」するというものです。共産主義は「能力に応じて働き、必要に応じて受け取る」。よって「自発的な」超過労働は、実に上手い搾取のカモフラージュであり、だからこそ「社会主義的」競争と言われていたのであろうかと解釈しました。

これに対し、報告者は平塚運動は競争の形式をとることもあり、「作業能率をあげると報酬がでる」と論じていました。????????。今までの議論の文脈から考えると、「社会主義的競争」は報酬に左右されない、あくまでも「労働者の自発性」に基づいていたから、搾取をカモフラージュできており、それが巧妙だったというニュアンスだったのでは?????それが「報酬目的」で労働強化したら資本主義と変わらないじゃん!!となったわけです。それゆえ、「競争による利潤追求」はブルジョワ思想であり、能力に応じて働き必要に応じてもらうという共産思想と反するのでは?と質問をしたわけです。

こちらの趣旨としては(1)「自発的な」超過労働という「社会主義的競争」の欺瞞性の指摘と、(2)「競争による利潤追求」というブルジョワ思想と共産主義の矛盾を質問したのです。

しかし、これが上手く伝わらずなんか微妙な雰囲気になってしまい、ティーチングアシスタントの人(ぽすどく?)までもがコメントしてくださったのですが、なんかグチャグチャになってしまったのでした。で、結局、教授のお言葉により、社会主義のとらえ方の話に転がる。社会主義といっても全部同じじゃなくてスターリンによるマルクス=レーニン主義とか毛沢東主義とか、カストロとかホー=チ=ミンとかポルポトとか色々あるという話になり、なんかモヤモヤしたまま終わった。