権力分立体制・内閣制度・政党政治
前回の復習
- 今日の話はこのはなしの続きから
- 最終的に誰がまとめるの? それが問題になってくる
2)内閣制度
- 首相の権限は弱体化していった!?【資料2】【資料3】【資料4】
- 明治国家は、内閣は横のつながりと総理大臣の力が弱くて 大臣がバラバラ 割拠性
- セクショナリズム セクションが自分のセクションの利益ばかり追求して国家全体の利益を考えない
- 現在も無縁ではない → 教室の管理・トイレットペーパー(各学部がバラバラに買っていた)・ドアのタイプや施錠時間がバラバラ!
- セクショナリズム セクションが自分のセクションの利益ばかり追求して国家全体の利益を考えない
- セクショナリズムに明治国家は毒されていた これを頭に叩き込んだ上で 辻さんへの反論
- 辻さんへの反論
- ではなぜ、この矛盾が生じてしまったのか? → 「閣議」
- 法律と予算を作る 立憲主義
- 内閣が法律と予算の「案」を作り議会にかけて実際のものとなる
- 表向きは好き勝手にできるかと思いきや 閣議で話し合いをしなければならない
- 【検証】内閣職権から内閣官制で内閣総理大臣の権力は弱くなったのか?
- 同輩者中の主席 同じ核の人間の中のたまたま一番上になっているだけ? イギリスのプライムミニスターはこれだった(予算を扱う大蔵大臣が筆頭 チャーチルは第一大蔵大臣 第一大蔵大臣は形骸化した)
- 伊藤博文は日本の場合、内閣総理大臣を作った 日本固有の大臣の制度を作った 他の大臣のリーダーとなる
- しかし伊藤博文は内閣職権の時、欲張りすぎた 不可能だった 各省庁がミスをしたら責任を取らねばならなかった 行政すべてに目を光らせて責任を取るのは無理
- 巨大権力・巨大責任だと内閣総理大臣の地位が極めて不安定だった 末端のミスからガラガラと崩れる 不祥事があると見はってないから問題起こったんじゃないか!責任を取れとなる
- 二つの内閣が外務大臣の失敗で倒閣したので改善が必要とされた → 内閣職権から内閣官制へ
- 【結論】権限が弱体化したことで、内閣総理大臣の責任が軽くなって安全になり(一人の大臣が失敗しても倒閣されなくなった)、内閣も安定した
- しかし閣議は全員一致となったので、総辞職する内閣が出来ていった。
3)政党政治の正統性
- 憲法と政党
- 政党の正当化(公党論)
4)三権分立との矛盾
- 抑制と均衡を保つ
- 議院内閣制は 行政と立法を融合していく思想 権力融合思想 三権分立は融けていく
- 政党政治はこれに反論することができない
- 狂ったやつらにより破壊されたのではなく、もう一つの別の正義により、政党政治の正義が崩壊する
- 昭和7(1932)年に政党政治が滅びた後は、てんでばらばらになってしまう
- 挙国一致内閣で各セクションが代表を出すがセクショナリズムで割拠性 自分の利益を一方的に伝達するだけ
- 権力分立体制の纏め役の不在
- まとまり役を欠いた弱いなかで 陸海軍が相対的に浮上してくる ※日中戦争してるから。 → 次回へ続く!