雑録

ハイスコアガール「ROUND4」の感想・レビュー

1993年中2編2学期〜年末。当て馬噛ませ犬枠ヒロインの日高さんが登場。ハルオの漢気に触れあっという間に好感度鰻上り。
日高さんの目線を通して、ゲーム馬鹿と劣等分子扱いされるハルオが如何に魅力的かを紹介する回でもある。
ほれ、不良雨の日子猫ミーミー理論だ。実際、駄菓子屋のばぁちゃんを励ます所は心打たれるね。
アーケードゲーが流行った頃、私は幼少だったので、日高さんのように後ろから筐体を眺めていたものよ。
こうしてハルオに惹かれた日高さんは、ゲームに夢中なハルオを振り向かせるため、ゲーム界に参入するのだった!

ハルオを第三者から客観的視点で見るとどのように映るか?


  • 新ヒロイン日高さんの登場
    • 大野さんの別れで小学生編が終わり、時は一気に流れて1993年末へ。ハルオは中二になっており、相変わらずゲーム三昧な毎日を送っていました。そんなハルオを第三者的視点で描くのが今回のお話です。語り部は新ヒロインとなる日高さん。盛り場に足繁く通い携帯ゲーム機を学校に持ち込みソニックブームをうつハルオに呆れる一方で、自分の好きなものに打ち込むその姿勢に惹かれていくのもまた事実でした。そんな日高さんのフラグ構築が始まる契機が、雪の日の駄菓子屋でした。吹雪に見舞われ途方に暮れる日高さんを、ハルオは駄菓子屋に迎え入れます。ここでもゲーム目的かと思いきや、ハルオは老齢な駄菓子屋のばぁちゃんを元気づけるために駄菓子屋通いをしていることが判明します。はい、不良雨の日子猫ミーミー展開ですね。不良だと思ってた男子が雨の日にミーミー鳴く捨て猫に傘を差し伸べるシーンを見た女の子がムネキュンするアレ。その一方で、ハルオは日高さんがスト2ダッシュザンギエフをキャラ選択する所で大野さんを回想するのです。これからの展開を思うと完全に当て馬噛ませ犬の日高さんが不憫でしょうがねぇ。



  • あっという間に日高さんのハルオへの好感度は鰻上り
    • そして日高さんの為の物語的プッシュはまだ続きます。駄菓子屋が店を畳んでしまいショックを受けるハルオは、近所のゲーム筐体目当てに日高さんの酒屋に通うことになるのです。日高さんは趣味もなく、一般的な大衆娯楽にも価値を見いだせず、仕方がないから勉強をするという、空虚な毎日を過ごしていました。そのためハルオがより新鮮に見えるわけです。「若者はかくあるべきだ」というステレオタイプにウンザリする日高さんは、一般には受け入れられないけれども熱中できる自分の世界を持っているハルオに対し好感度が鰻登りという寸法さ。さらにハルオは一筋縄ではいきません。可愛く甘えて自分がやりたいゲームを後ろからみたいの!とおねだりしても、容赦なくバサッと切って捨てられるところがとても良いですね。自分でやれ!それでも無理ならやってやると、最初から自助努力を放棄し他者に依存しようとする精神に対し躊躇ない一方で、無理なら助けると救いの手も差し伸べているわけです。こうして日高さんが自分に新しい価値観を与えてくれたハルオに惚れていく姿を描くことで、ハルオの魅力的な人物像が日高さんの視点を通して視聴者に提供されたのでした。