雑録

未来ラジオと人工鳩「葉月かぐやシナリオ」の感想・レビュー

世界の為に二人で死のうとしていた主人公とヒロインだが、ヒロインを生かすために主人公が犠牲となる話。
薊野教授√で回収した情報を未来ラジオで過去に送って、主人公及びヒロインと同期。
これにより人間の感情を得たヒロインが死を恐怖するようになったため、主人公が犠牲となる。
こうしてヒロインの意識の中に主人公の自我が同居する形で二人は一つになった。
人工鳩の電波食いも解決し、ヒロインは主人公の自我を分離させることを新目標とするよエンドとなる。
クリア後に出現する「強くてニューゲーム」では、かぐやと主人公くんの意識が分離されハッピーエンドとなる。

主人公が自己犠牲によりヒロインを生かす話


  • 体は一つで意識は二つ
    • 他のシナリオを読んで選択肢分岐のロックを外すと、葉月かぐや√に入れます。薊野教授√では、回収した物語の伏線を未来ラジオにより過去に飛ばしていましたね。選択肢分岐で葉月かぐやを信じることができると、主人公くんは未来情報を受け取ることができるようになります。すなわち(1)かぐやの生存には人工鳩の電波食いと補助脳が必要であること、(2)そのため電波食いを止めさせるためにかぐやは死を選んだこと、(3)しかしかぐやの死では電波食いは止められなかったこと、(4)その理由は主人公くんもまた人工鳩の補助脳によって生かされていた存在であったからということ、等々の情報を手にするのです。
    • 真相を知ったかぐやは主人公くんに一緒に死んでと頼みます。主人公くんはそれを了承。しかし、かぐやがあっさりと自死を選べたのは、世界の中で孤独であり、人々との繋がりを知らないからでした。故に、かぐやも主人公くんと同様に、未来からの主人公くんの情報を同期すると、様々な感情を追体験することになり、死の恐怖を知ることとなります。
    • こうしてかぐやは死にたくないと願うようになったため、主人公くんは人工鳩の補助脳の代わりに、自分の補助脳をかぐやに提供することを提案します。薊野教授の力で主人公くんの提案は実現し、人工鳩の電波食いは終わり、かぐやも生き延びることができたのでした。身体は一つ!意識は二つ!!それが葉月かぐや!!とかいうような感じで新しい人生を歩んでいくよとビターエンド。
    • クリア後に出現する「強くてニューゲーム」では、ご都合主義を批判するシナリオ重視層のプレイヤーをおちょくるテキストが挿入されます。せっかくこの声優さんを起用したんだから、濡れ場シーン用意して喘がせようぜ!という趣旨で、思い入れも糞もない突如現れたどうでも良いキャラの単発夜伽描写を読まされることになります。しかも、選択肢分岐まで用意され、読まないとフルコンできない仕様となっております。で、その後「一つの身体に二つの意識状」という状態から、主人公くんの身体に意識を戻す研究が成功し、主人公くんが復活してハッピーエンドとなります。