雑録

ハイスコアガール「ROUND9」の感想・レビュー

1994年8月〜1995年2月。中学生編最終回。ハルオが明確に大野さんと一緒にいたいと認識する話。
お嬢様の息抜き役と誤魔化していたハルオが、自分が一緒にいたいんだ!と覚醒する場面が見所。
川崎デートの後、進路選択で離れ離れになることを改めて感じたハルオは受験勉強を始める。
ゲームを封印し、サボっていた分小学生の勉強から始めるハルオの頑張りをとくと見よ!
通常回とは異なるEDの演出も冴え渡り、最後にハルオは高校に落ちて終わる。

ハルオ「俺は大野と一緒に居てぇと思っているんだ」


  • ハルオは愛する女の為、勉学に覚醒する
    • 1994年8月、修学旅行で大野さんと和解したハルオは再びゲーセンで遊ぶようになり、川崎まで『ヴァンパイア』をやりにでかけます。大野さんと楽しい時を過ごし、充実した人生を噛みしめつつも、受験のことがチラつき、大野さんとの別れが脳裏によぎります。ここからが大変な見せ場。当初ハルオは大野さんへの気持ちを誤魔化し「気晴らし役」とか言っています。しかしハルオはその誤魔化しを自分で打ち消し、「大野と一緒に居てぇと思っているんだ」と覚醒するわけです。こうしてハルオは進化する大野さんやゲーム業界に置いていかれないように、人生で初めて学業に打ち込むことになるのでした。はい、桑原現象(受験勉強回のパターン)発動!『幽遊白書』でも桑原が蟹工大付属という偏差値の高い高校を目指して勉強し始めますよね。無謀な目標設定をして受験勉強に励むのは心躍る展開でもあります。一生懸命頑張っている姿を見せられると視聴者も社会的促進の効果が高まり勉強したくなってくるってやつね。


  • 受験勉強そして偏差値の高い第一志望には落ちる
    • ゲームを封印し、半年間の短期決戦の勉強に打ち込むハルオ。いやはやハルオは周囲の人間にも恵まれておる!応援してくれる担任、勉強を教えてくれる親友、好意を寄せてくれるクラスメイト、そして敬愛する女性と受験勉強を支えてくれます。ハルオが勉学にいそしみながらも、各登場人物たちのアドバイスを心の支えにしていく描写はグッときますね。一方、大野さんはハルオと会うためにゲーセンに赴いてもそこにハルオはおらず寂しさを感じていたのでした。そして受験当日!爺やの粋な計らいによって、受験会場まで大野さんと一緒に送ってもらうことになったハルオ。ゲーセンを二人の架け橋と評する爺やがステキ。車中においてハルオは大野さんにこれまでの経緯を語ります。中学生編で作品終了であればここでハルオが受かってハッピーエンドなのでしょうが、高校生編まであるので終了とはなりません。エンディングで、ハルオが今までの努力を遺憾なく発揮し試験問題に取り組み、合格発表となるのですが、ハルオの番号「1942」は存在せず・・・。ハルオは第一志望に落ちることになったのでした。