【課題】 コンテンツツーリズム論演習(002)の課題:聖地巡礼ツアー開発「『動物のお医者さん』で巡る北海道大学構内ツアー」(簡易版)

課題:聖地巡礼ツアーを開発し、その簡易版・ラフ案を作成しておく。
10/16の演習でラフ案を発表し、他の受講生からフィードバックを貰い、修正・補筆。
10/23の授業でコース案内のプレゼン。

マップ 「『動物のお医者さん』で巡る北海道大学構内ツアー」(簡易版)


  • 取り上げる作品
  • ゆかりの地
  • 作品に関するエピソード、最も知って欲しい事柄
    • 概要
      • 動物のお医者さん』とは、H大学獣医学部における研究生活を描いた作品である。主人公ハムテルと愛犬チョビを中心に獣医学部の生活や動物病院での医療が題材となっちる。物語の時間軸としては、高3の冬から始まり、博士課程にまで進み、開業医となる決意をするところまでが扱われている。
    • 魅力的な登場人物
      • 漆原教授…北海道大学名誉教授橋本信夫がモデル。アフリカ彫刻収集が趣味。ハムテルにシベリアンハスキーの赤ちゃん(後にチョビと命名される)を授け、「ワタシにはキミの未来が見える。キミは将来〜〜」(次ページ)「獣医になる!!」と宣告する場面はあまりにも有名。トラブルメーカーでもある漆原教授は、物語を動かす原動力としての機能をもたされており、傍若無人に描かれることも多く、学生たちの被害は絶えない。しかし獣医としての能力は高く、忙しい病院でもよく働き、ここ一番の気合のいる手術には天才的な強みを発揮する。主人公ハムテルは獣医を目指す「学生」であるので、ホントウの主人公は「動物のお医者さん」である漆原教授というべきなのかもしれない!!というほどキャラが立ってる。
      • 菱沼さん…本作のマドンナ役・・・だったともいうべきヒロインだが、回数を重ねるごとに漆原教授とともにギャグキャラ担当となっていく。ぼんやりとしていて行動が鈍く、セリフのフキダシも菱沼さんだけうねった線で囲まれている。オーバードクターになったり就職に苦労したりと研究生活の困難な側面の役割を振られることも多いが独特のキャラクター性で深刻にならずに跳ね返していく。
    • 佐々木倫子ワールド
      • 動物のお医者さん』はただの動物コメディではない!!佐々木倫子ワールドともいうべき独特な世界観に溢れているのである。ギャグやコメディ要素も強いが、バカバカしいファニー的な笑いではなく、エスプリに富んでいていて諧謔性溢れる「知的な」面白さがウリである。具体例を挙げると、文学作品のパロディが秀逸であり博士論文の査読待ちの際には西條八十の詩のパロディとして「母さん僕のあのドクター論文どうしたでせうね。ええ、夏碓氷から霧積へ行く道で落としたあのドクター論文ですよ」と菱沼さんに発言させて一斉を風靡した。
    • 社会現象

実際に歩く場合のスポット、ルートなど

  • 【1】クラーク胸像
    • ハムテルと二階堂が、北大を受験しにきた二階堂の従妹:里穂と待ち合わせに使った場所。だが、二階堂里穂はクラーク像を胸像ではなく指をさしているVer(羊ヶ丘のクラーク像)だと勘違いし、すれ違ってしまった。
  • 【2】農学部
    • 二階堂里穂(高3・獣医志望)は、試験後の待ち合わせで、約束の場所:クラーク像を見つけられず二階堂たちと出会えなかった。そのため一人で獣医学部を見学することにしたのだが、獣医学部農学部獣医学科と勘違いし、農学部を見学してしまった。
  • 【3】ポプラ並木
    • 大学構内をさまよう二階堂里穂(高3・獣医志望)は主要観光地を見ようとしてポプラ並木を目指す。しかし観光地として有名なポプラ並木にはたどり着けなかった。時代状況的に平成ポプラ並木はまだ存在していなかったことを考えると、二階堂里穂が見たポプラ並木は2002年に伐採された中央食堂前のポプラ並木であろうか?
  • 【4】大野池
    • 漆原教授はクワイがたらふく食いたくなったので、大学構内の池でクワイ栽培を試みた。結局、大学の管理を司る人にばれて怒られることになった。大学構内の池といえば、この大野池。
  • 【5】イチョウ並木
    • ハムテルと二階堂が酒に酔いハイになってイチョウ並木を歩いていると、イチョウを揺すって銀杏拾いしている集団と遭遇。その話を漆原教授にすると、銀杏をたらふく食いたくなった教授は銀杏拾いに出撃。なんとその集団は漆原教授の実家の仕出し屋の一員でリーダーは漆原教授と因縁深い料理長だったのである!!
  • 【6】医学部前
    • ハムテルたちが外国人研究者を車で案内する話の際に、医学部の前で事故を起こしてしまう。すると医学部からわらわらと学部生たちがやってきた!なんと、医学部の前で事故にあうと実習でならったばかりの応急措置を試してみたい学部生たちによって取り囲まれるのだという。
  • 【7】獣医学部
    • ハムテルたちが学問に励む場所。試験シーンや実験の様子が出てくる。駐車場ではカマクラが作られたり、教習所に行かないで練習をする学生たちで危険だったりする描写がでてくる。
  • 【8】病院
    • 現在の動物医療センターは平成25(2013)年に新築されたもの。旧病院は動物医療センターの南側にある。ハムテルたちは講座配属で病院に所属することになる。ここで漆原教授のもとにつきながら臨床を学んでいく。ハムテルは病院の裏手にある畜魂碑で漆原教授と出会い、チョビを託されることになる。「このカシオミニをかけてもいい」の現場。しかしこの畜魂碑も現在の物は平成15(2003)年に新しくされたもの。 
    • 畜魂碑に関してはコチラ
  • 【9】恵迪寮
    • 名物である雪上ジャンプ大会が登場。元寮生であったという設定の漆原教授はこのジャンプ大会に出場しようとしてハムテルたちに止められる。