Document study method(013)「Bekkuya Kiyomatsu documents」

1.Encounter with the documents

  • Bekkuya Kiyomatsuとは?
    • 「北支那資源とその開発計画」『アジア問題講座第四巻経済・産業篇(一)』創元社、1939年の著者。当時、北支那開発株式会社理事を務めた人物。

2.Memoir of Bekkuya Kiyomatsu

  • 名字改称
    • 「Bekkuya」という名字は難しいので改称して「Ishikawa」とする。→石川英夫編『財閥と大陸進出 故石川清松回想録』 石川英夫は清松の洮南で農業関係者。
  • インタビューについて
    • 山崎春成(大阪市大教授)のインタヴューが録音として残っている。
  • 興中公司の設立についてが貴重な証言
    • Kouchu Konseとは? → 日本軍が炭鉱を占領すると直接経営できないので、興中公司が経営下に置いていた。興中公司関東軍・満鉄系なので、やめさせて北支那開発を作った。

3.Summary of Bekkuya Kiyomatsu documents

  • 輸出入リンク制原案
    • 外貨獲得のために機械的に輸入制限をしたら加工貿易の原料も制限されてしまった(※綿花を輸入して、綿製品を輸出していた)。そのため輸入制限ではなく、輸出振興策に変化させようとした。
      • 1937年支那事変勃発→軍需産業のための原料と機械を買わねば→外貨獲得の必要性→どうやって外貨獲得したらいいかわからない。代替工業とか輸入制限をした→1938年5月近衛改造内閣池田成彬蔵商相が登場→輸出入リンク制で輸出振興