缶詰少女ノ終末世界「八乙女華江シナリオ」の感想・レビュー

主人公が多重人格で別人格のツバキが時間遡航・並行世界認識の能力者であることが明らかになる話。
フラグへし折り形式であり攻略ヒロインたちは伏線回収のためのパーツに過ぎない。
八乙女先輩√では太陽嵐の終末が訪れるが、個別を選ぶとバッドエンドとなる。
エンドロール後、トップに飛ばされてしまうので、フラグを折って次に進みましょう。
主人公のもう一人の人格であるツバキと八乙女先輩のやり取りが見所か!?

多重人格+時間遡航+並行世界認識

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  • 体験版以降、時間遡航で過去まで戻り、もう一度八乙女先輩との出会いからやり直す
    • 体験版は日常パートとシリアスパートが交互に提示される形で話が進み、それらが合一するところで本編に続くという展開になりました。当初はAパート視点の主人公くんはBパート視点のツバキのクローンではないかと思わせるような描写でありましたが、ところがどっこい!ツバキと主人公くんは同一人物の多重人格であったことが判明します。さらにツバキは時間遡航が出来、自分が経験したことならば過去にも未来にも分岐した並行世界にも行くことが出来、さらにその記憶の認識までできるとのことでした。
    • そんなわけで、時間軸は過去へとループ。八乙女先輩との出会いまで遡ります。八乙女先輩は自衛隊のスパイであり、主人公くんが多重人格であることに気づいていて、近寄ってきます。そうとは知らない主人公くんは八乙女先輩と仲良くなり、飲み会で酔っ払い、大学生になった時の練習として菊門で行為を致します。事後、酔いつぶれて眠る主人公くんに対し、八乙女先輩は呪術を使い、もう一人の人格であるツバキを呼び起こすのでした。ツバキ曰く、自衛隊が少女を使う理由などなく、誰かが世界改変しているとのこと。こうして主人公くんの特性が説明される中、今度は突如地下シェルター行きとなります。



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  • 地下シェルター編かと思いきやアッサリ解決
    • 地下シェルターでは主人公くんと八乙女先輩の他に終末黒髪ヒロインの更紗とアウトドアショップの娘辻花も巻き込まれていました。当然時間軸が巻き戻っていますので初対面です。こうしてここでもプレッパーズ部が結成され、『はるくる』のようなシェルター生活を送ることになるのですが・・・なんとここからアッサリ。自分の中の第三者に気づき始めた主人公くんは、八乙女先輩の誘いに乗り、ツバキを呼び出してもらいます。そして八乙女先輩がツバキを呼び起こすサブキーとなったのも、記憶にロックをかけているのも、小型兵器を壊しているのも自分の意志によるものではないかという伏線が晒されます。そして、八乙女先輩√で辿り着けるのはここまで、ということになるのです。最初はツバキに接触するために主人公くんに近寄って来た八乙女先輩ですが、主人公くん自身も好きになっていたということでフラグは成立。終局部はスゲートートツで本当に太陽嵐が起こり、八乙女先輩と立ち向かうかどうかが問われます。ここで八乙女先輩を選ぶと強制終了。エンドロールと共にトップに戻されるのでした!

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