【巡検メモ】博物館等施設見学2日目 長崎・熊本・鹿児島

2日目は長崎・熊本・鹿児島。長崎市内から島原へ行きフェリーで熊本へ渡って高速道路で鹿児島まで南下。佐賀県内で入手できなかった『ゾンビランドサガ』のスタンプラリー台帳を何故か熊本県でゲットした。後の祭り。

【お品書き】

長崎歴史文化博物館

  • 特別展はチームラボとのことであったが、解説員曰く、長崎の歴史には全く関係ないとのことで常設展だけ見る。「展示のストーリー」はここでも海外との交流がメインで、国際都市長崎のイメージ作りが行われていた。特に近世以降特化であり、古代中世は捨象されている。印象的だったのが長崎奉行列伝。副収入が多い反面、その分、過労死が多く役職就任中に死亡している者が多いことなどが記憶に残っている。
  • 各展示は以下の通り。
    • ①西洋との出会い~南蛮貿易キリスト教~、②朝鮮との交流~朝鮮通信使対馬~、③長崎貿易~唐船、オランダ船と行き交う商品~、④中国との交流~唐寺と唐人屋敷~、⑤長崎の暮らし~長崎の賑わいと町のしくみ~、⑥長崎の美術工芸~交流が生んだ異国趣味~、⑦オランダ人の交流~出島と蘭学~、⑧近代化の魁・長崎~長崎発、西洋の知と技~
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島原城

  • フェリーに乗るまでに30分程時間があったので、駆け足で見る。展示品は主にキリシタン関連史料。島原の乱の際に、一揆勢に攻められるも撃退したことが述べられていた。
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熊本博物館/熊本城

  • 博物館は1回が人文系歴史系展示で2階が自然史系展示。博物館は文字通り「熊本の歴史」の通史のストーリーを提示することが目的。しかし熊本城周辺施設の博物館のせいか、やたらと加藤清正推しであった。通史の中の近世初期のみの登場のはずの加藤清正であり、他の時代もきちんと展示と解説があるが、一際異彩を放っている。
  • 熊本城は現在修復中で入ることは出来ない。加藤神社から修復作業中の様子を見ることが出来る。崩れ落ちた石垣やクレーンでの修復は、これもまた現代における城郭の復元技術を目の当たりにできるということで、期間限定の観光資源かもしれない。
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人吉城人吉駅SL館・転車台・機関車庫

  • 人吉は『まいてつ』の聖地巡礼の地。くま川鉄道は『まいてつ』とコラボして地域振興を図ったが、原作がセンシティブな内容を含むということで失敗に終わった。コンテンツツーリズムを研究する際には、失敗事例の先行研究として必ず押さえておくべき位置づけである。
  • 人吉城は「鎌倉時代から明治時代まで同一領主が同じ地域を治めるという希有な例」というのがキャッチフレーズで、「相良700年」の呼称を広めようとしている。私が訪問した際にはちょうど人吉城歴史館が閉館になったところであり、パンフだけ貰って城を見てきた。本丸まで登ってきたが、城郭跡を登るのは軽いハイキングである。
  • 人吉駅SL館・転車台・機関車庫
    • 人吉鉄道ミュージアムはブラフで線路を挟んで北西側にある。私が行った時にはSL館は閉まっていたが、特に封鎖はされていないので、建物の外側から転車台と機関車庫を眺めることができた。SL館は外から覗いただけであるが、ハチロクのパネルがあり、マジで『まいてつ』やんと思った。
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