アイキス 体験版の感想・レビュー

メーカー戯画の学園モノ路線で粗製濫造されるキスシリーズの多分8作目。
(ホチキス、キスベル、キスアト、ハルキス、リプキスフルキス、メルキス)
キス系統の中でも評価の高い『キスアト』の5年後が舞台。
『キスアト』は美術描写を掘り下げたシナリオで深みが出ていたが。
後継の『アイキス』はOP movie後まで美術しないというトンデモっぷり。
一応OP後に多少美術するが、デッサンだけして終わる程度。
『キスアト』の後継をウリにするなら美術要素の掘り下げは必須だが、果して・・・。

体験版の時点だと美術が単なるキャラの属性設定の味付け程度。美術描写の掘り下げを行い、どれだけシナリオに絡められるかが勝負の分かれ目か!?

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  • 『キスアト』の後継作品であるということをキャッチコピーにしているのだから、当然美術要素が求められるわけで。
    • 専門分野を扱う作品は匙加減が難しく、あまりに難解になってしまうと前提知識の無い大衆はおいてけぼりとなり、ライターの自己満足で終わってしまいます。その一方で、専門分野がただのキャラ属性や舞台装置にしか過ぎないものになってしまうと、これはこれで肩透かしです。そのため、如何にして専門分野の面白さを一般大衆にも分かるように説明し、更にシナリオ上のフラグ構築に絡められるかがポイントになってくるわけです。その点、『キスアト』は匙加減が良くだからこそ凡作の多いキスシリーズの中でも際立った存在になっているのです。本作は『キスアト』の後継を名乗っているので、当然プレイヤーの期待はそこに集まるのです。『アイキス』は第二の『キスアト』に成れるのだろうかと。
    • しかし体験版をプレイしてみると、一向に美術する気配すらありませんでした。主軸となるのは、疎遠となっていた双子の幼馴染との再会。美術高校への進学を契機に久方ぶりに再会すると、昔と変わらない気安いノリでテンションが上り、さらには高校に通うために選んだアパートも一緒であることが判明し、嬉し恥ずかし共同生活!という流れを眺めていくことになります。もう一組のヒロインズは熱中すると周りが見えなくなり行き倒れになるまで作業してしまうJK2の炉利巨乳先輩と、その保護者的な立ち位置の美しいスレンダー系のJK3の先輩のコンビ。特にクール先輩はペットボトルが開けられないとかデレステの歌詞にあったなとか思ってしまいました。
    • プレイヤーとしては、いつ美術するのだろうかと読み進めて行ったら、OPムービーとなり、ついに美術しないやんけ!!と総ツッコミ。とうとう体験版では美術しないで終わるのか・・・と心配になったところで、OP後に一応アパートの作業部屋でようやく美術する描写が入りました。しかしまぁ鈍った腕を取り戻すためにとりあえずデッサン数こなすぞ!という展開なので、もう少しこう深い掘り下げがあったほうが良かったのではないかなーと感じられました。ただ主人公くん及び双子の妹は現在の学校が第一志望だったのではないということが匂わされているので、その辺でうまくシナリオが転がりそうかもしれません。

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  • キャラクター表現などについて
    • 本作キャラクターの美術属性の分類としては、JK1の双子組が「平面」、パラメーター全振り炉利巨乳JK2先輩が「立体」、クールビューティー系ペットボトル開けられないJK3先輩が「情報」であることが明らかになっています。主人公くんは高1なのでヒロインによって選ぶ専攻が変わる系かもしれません。今のところ主人公くんはデジカメの写真に興味があり「情報」を志望しているので、クール先輩√が期待できそう。章ごとに次回予告がついており、体験版では2章の次回予告を聞くところまでプレイできます。2章は双子ヒロインのお世話係として主人公くんが奮闘する話の模様。美術しないの?・・・
    • 世間的な『アオナツライン』の高評価により戯画の学園モノ路線に注目が集っていることも見逃せません。従来はたいてい粗製濫造品になってしまっている戯画のキスシリーズが、この波を上手く活かせるかという点でも注目されます。(私は『アオナツライン』体験版の最大の見せ場であるバスケシーンを陳腐な茶番劇にしか感じられず製品版をスルーしてしまった・・・製品版はそんなにも面白いのだろうか?他のプレイヤーの皆さまはどのようにお考えでしょうか?)

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参考