スタディ§ステディ「御前崎悠羽」シナリオの感想・レビュー -

品行方正なバブミ系クール先輩にひたすら甘やかされる話。
自己の力を過信した先輩が「くっころ」に陥った所を救出してフラグ成立。
老成した雰囲気の主人公くんだから気が合ったと先輩は述べるのだが…。
主人公くんの言動を見ていると「老成」とは・・・？と思ってしまう。
個別√も雪国冬ゲーなのにスケートとコタツしか「ならでは」イベントがない。
一方、盛り場系若者的大衆娯楽が苦手とか言ってたのにそちらのイベントが多い。
弓道要素もほぼ皆無で道場ックスをするために出て来ただけであった。

御前崎悠羽のキャラクター表現とフラグ生成過程

f:id:h30shimotsuki14:20190928151856j:plain

毅然としたクール先輩のくっころイベント
- 弓道が得意で毅然としている先輩は高校では周囲から一目置かれる存在。そのため、その権威を遺憾なく発揮し正義感気取っていました。しかしそれはあくまでも高校の中での話。ある時先輩は商店街で正義面してしまったためヤクザに絡まれることになります。これまで相手の男に反撃されしかも窮地に陥ることなどなかった先輩は愕然とします。くっころ展開。自分の無力さを知ります。そこへ現れるのが我らが主人公くん。ご都合主義的展開でヤクザを蹴散らし先輩を救います。さらに腰が抜けて立てないでいる先輩を華麗にフォローし、衆目に痴態を晒すことを回避したのでした。こうして先輩は好感度マックスとなり、主人公くんに惚れこんでいきます。さらに主人公くんが翌日以降もヤクザが仕返しにくることを懸念し対応してくれたのできゅんきゅんきてしまいます。こうしてヤクザに絡まれたお礼がしたいということを口実に先輩による通い妻的アプローチが図られていくのでした。
- 主人公くんは難聴系鈍感主人公くんなので、先輩が性的モーションで誘い受けをしてきても手を出しません。そしてついに先輩は実力行使に及び既成事実を図るのです。その原因となったのがラブレターイベント。ある時主人公くんは先輩が下駄箱に入れられていたラブレターを取り出すところを目撃してしまいます。必死に弁解を図る先輩も可愛いですね。さらにそこへかませ犬ヒロインのポジションとしてなのかちゃん登場。主人公くんに雑巾を縫ってきてあげたり食堂を共にしたりとイチャラブします。これを見ていた先輩はもうなりふり構わなくなり、主人公くんを攻略するのでした。

f:id:h30shimotsuki14:20190928151912j:plain

スケートイベントでジェラシー展開
- フラグ成立後はイチャラブイベントタイム。先輩のバブミっぷりをご覧ください。正月振袖、冬休みデート、ボウリング、スケート、新学期道場ックス、バス待ちックス、炬燵ックス、お泊りイベント、遊園地、プール、カラオケ、ビリヤードとてんこ盛りです。しかしながら、雪国冬ゲーなのに「ならでは」イベントがスケートと炬燵だけ。さらにあんなに弓道に打ち込んでいた先輩なのに個別ルート内では1回道場ックスをしただけ。その上、繁華街の若者的娯楽に対して苦手意識を持っていたのにそればかり・・・とツッコミどころ満載です。
- その中の内、比較的面白かったものを挙げれば、スケートイベントでしょうか？これは季節感を活かしているイベントですが、先輩がジェラシーに駆られて嫉妬の怨念を見せる場面としても重要です。初心者の主人公くんが先輩からバブバブよしよしされながらスケートのスキルを身につけていくのですが、先輩が休憩の為にジュースを買いに行った隙に、主人公くんがモブキャラの女性に初心者の為のスケートスキルを伝授するのです。先輩は自分が教え込んだスキルをつかって主人公くんが他の女とイチャラブしている様子を見て、ジェラシー大爆発。主人公くんを自分のものにするためにホテルへ連れ込み身体で調教するのでした。

f:id:h30shimotsuki14:20190928151923j:plain

卒業式の答辞エンド
- 製品版の先輩√のラストを飾るのが卒業式イベント。先輩ってJK3なのに全然進路の話でてこないけどどうしたのかしら？と思っていたら、アッサリと推薦を決め面接も決まっているとのこと。で、この後の主人公くんの進路を尋ねられ、先輩を嫁に貰うか同じ大学を目指すかで選択肢！エピローグが分岐します。卒業式の答辞では学生生活に興味関心がなく思い入れも薄かったけれども主人公くんのおかげで学生生活が輝いたとのノロケが大絶賛され、式後にはネクタイを交換こするのでした。エピローグでは、嫁に貰う√だと主人公くんも弓道を始め2回目の道場ックスを展開。同じ大学を目指す√だと通学の為に免許取って車を買った先輩と車内ックスを決めるのでした。