今回のコンテンツツーリズム論演習は「ネットとコンテンツを使って観光資源を創出しようとする取り組み」についての講演でした。
【講義内容】
はまなす財団法人とは何か?
- 北海道の地域活性化を支援する
- 昭和63年、1988年にできた財団法人。
- 「地域づくり活動発掘・支援事業」について
- 北海道で地域開発をすると食と観光しかない。
- 観光推進は観光協会がはまなず財団の公募の中心となっている。
- ニーズは全道各地で同じ。おみやげ、ストーリー作り、既存のハードを活用したソフト事業。
- 観光推進組織を法人化するなど
- 道内、どこの地域もおなじ課題を持っている。
- カネも人もない、商売もうまくいかない、自分の自治体しか観光事業が展開できない
- 「DMO」が必要!
- 北海道各地の観光協会を札幌に集める
はまなす財団法人が展開するコンテンツツーリズム
北海道・天売島
- コンテンツツーリズムにつなげるための事例紹介
- 講師の方は経済系出身、観光協会がどのようにすれば儲かるのかを考えている。カネのことが中心。
- 支援先:一般社団法人天売島おらが島活性化会議
- 人口:約280人の離島
- 海鳥:約100万羽 観光と漁業の島
- サッポロクラシックビール→自分の街が地図に出ていない。
- はまなず財団の支援
- 一般社団法人としての法人化を支援
- 特産品開発の支援
- キャンプ場開発に向けた支援
- 体験メニュー開発の支援 → 星空ツアー、夜になるととても暗いのでそれをカネに変える
- クラウドファンディング
- ゴメ岬のゴミ掃除クラウドファンディング
- → 漂着物のゴミが流れついて汚い、夕日が綺麗だから見せたい、シナリオ・ストーリーを作りこみたい、ネット資金で地域団体支援、
- クラウドファンディングは共感 子供からの手紙で流れが変わる シナリオが重要 島の人総出でゴミ清掃を行う
小説『明日の僕に風が吹く』でコンテンツツーリズムを展開したい!
- 島には高校がある
- 生徒は3人~6人 定時制の高校 郵便局・保育園・漁師などとして働いていた。
- →小説『明日の僕に風が吹く』の題材となる。
- 【ディスカッション】
- 海鳥期間以外の観光資源が必要
- どのように鳥がいない時期に人を呼ぶか。鳥じゃないコンテンツで人を呼ぶか。
- 高校生に読んで欲しい。教育委員会にPR、いつか行ってみたい。
- 観光地として認識される方法
- 個人でできること
- 地元愛、地元自慢、地元民が地元を楽しむ
- トリップアドバイザーに自慢の口コミをひたすら書き込む。google my businessにも
- トリップアドバイザーに出ていない観光地も多い→地元民が登録して観光地を作るよう指導
- ネットを使って聖地を創出する
- ①トリップアドバイザーに施設登録をする
- →観光協会の仕事、紙のマップではなくネットが大事
- ②道民が北海道自慢をするべき
- ③いいシナリオがあれば小説などのコンテンツになるかもしれない
- 天売高校の校舎があるのは来年まで
- 映像化したいけど、なんとかならなんか
- 観光資源化 列聖化 地元民 高校生のウニ缶
- ①トリップアドバイザーに施設登録をする