雑録

北へ。White Illumination「桜町由子」シナリオの感想・レビュー

明るく元気な自衛隊所属のヒロインとバイクにニケツさせてもらい札幌周辺を回る話。
由子さんが自衛隊を志したのは豪雪中のエンストの際、救出してもらったから。
入隊後、当事者に再会し仄かな恋心を抱いていたが、19歳の後輩とくっついてしまう。
上官も後輩も善良な人だったので行き場のない思いを抱えていた所に主人公が出現。
バイクをニケツしたり、趣味のカメラの撮影をしたりと明るさを取り戻していく。
もっと自衛隊がシナリオに絡まるかと思われたが、航空機と基地の説明程度であった。

桜町由子のキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • リアル自衛隊のヒロインというのも斬新な設定
    • 由子さんとの出会いは琴梨との小樽旅行の道中でした。外国人に道を聞かれて困っていた所を助けてもらうのです。その次に再会するのが、札幌駅前の冷やし中華の屋台です。主人公くんはひょんなことからオタサーの姫とその取りまきと一緒に屋台に行くことになったのですが、ここで姫の取りまきの一人が自衛隊批判を始めてしまうのです。運悪く、そこへ由子さんがやってきたので、トラブル発生!由子さんは冷やし中華をぶっかけてしまうのでした。おそらく視聴者の人々は、オイオイ自衛隊が民間人とトラブル起こすとか、しかも冷やし中華が原因・・・とツッコミどころ満載でしたでしょう。この後、主人公くんは由子さんと食い直しをすることになり、北24条の宝来へとやってきます。ここは学生とか大衆労働者向けの店でチャーハンの量が尋常でないことで有名なお店。しかし大半のお客さんはC定(宝来定食C:ブタ肉キャベツみそ炒め)を頼みます・・・
    • そんなわけで、由子さんとのデートはほぼ、バイクにニケツさせてもらってアチコチ巡って飯を食いに行くことになります。マジックスパイスが『北へ。』に出て来るとアチコチで耳にしていましたが、由子さんルートだったのですね。確認できてよかったです。個人的には自衛隊設定がシナリオに絡んで来るんじゃないかなーと期待していたのですが、それほどでもありませんでした。しかし自衛隊の航空機の紹介や基地ツアーがあったのは、結構嬉しいものがありました。航空自衛隊というと『ガーリーエアフォース』の小松基地とかがコンテンツツーリズム論的には頻出しますが、あれは異星人侵略系に見せかけた地球滅亡回避システムによるループモノなので、自衛隊をリアル寄りに描くものではないのですよね。リアル自衛隊ヒロインは貴重なのでプレイしてみてもいいかもしれません。

 

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  • 由子さんとのフラグ構築とその魅力
    • 由子さんのシナリオに話を戻すと、基本的に由子さんは明るく元気で楽しく主人公くんを引っ張り廻してくれます。しかし由子さんも常にポジティブというわけにもいかず、落ち込むこともあります。その寂しさを主人公くんが埋めるのです。由子さんは幼少の頃、豪雪吹雪の中家族の車が立ち往生し困っていた所を、自衛隊に救われた過去がありました。これがきっかけとなり自衛隊に志願したのですが、何とその時救ってくれた上官に会うことができたのです。しかし年の差もあり自分の想いを打ち明けられなかったところ、自分より年下の19歳の後輩とくっついてしまったのですね。しかも後輩ちゃんはいい子だったので行き場のない感情に支配された由子さんはアルコールに頼るしかない訳で、酔っぱらっているところを主人公くんがフォローし、フラグ成立となるのです。明るく元気だけれども時折見せる寂しさ、カメラ好きなところやバイク好きなところ、量をいっぱい食べるその食いっぷりなど由子さんの魅力に主人公くんもまた惹かれていくのでした。
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