雑録

レッツ&ゴー!!MAXにおけるヒロイン「大神マリナ」に関する雑感

突如ミニ四駆を走らせている動画を見たくなりアニメ版レツゴーMAXの動画に辿り着いた。
レツゴーは幼少期に断片的にしか見たことがなかったが、MAX編も結構面白いことが分かった。
プラズマや炎や重力によるミニ四レースはともかくシナリオや人物像の掘り下げはよくできている。
メインヒロインのミニ四レーサー少女の大神マリナが異彩を放っているともいえる。

主人公の一文字豪樹が父性愛に囚われていた大神マリナを変える

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  • 単なるおバカではなく分別があり配慮もできる。
    • 幼少の頃にやっていたミニ四駆のアニメであるレツゴー。世間的にはマグナムとかソニックとかの星馬兄弟の方が有名かと思います。ですが世代交代した後の作品であるMAXの一文字兄弟もなかなかいい味出してます。レツゴーMAXはミニ四駆がプラズマを出したり炎を噴いたり重力を操ったりするトンデモバトルになり、これがミニ四駆のブームを消失させてしまったと言われることもあるのですが、アニメ版のシナリオだけ見るとそんなに悪くないよなと個人的には思っています。レツゴー時代とは変わり、MAXでは元気系おバカキャラの方が兄となり、冷静でクールキャラが弟となったのですが、この兄キャラの豪樹が良い兄貴らしさを演出しているのです。単なる元気系おバカキャラの役割なのではなく、きちんと分別を兼ね備えており、ミニ四駆を破壊しまくる弟やヒロインを感化させていくのです。星馬兄弟の方の豪が基本的に考えなしですぐに図に乗る面が強調されていたのに対し、豪樹は主人公としてのカッコよさに加え兄キャラとしての魅力も付与されていると思われます。

 

ミニ四レーサーヒロイン「大神マリナ」のキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • 父親からの自立と和解
    • アニメ版レツゴーMAXには少女のミニ四レーサーも登場します。それがレツゴー時代のボスキャラであった大神博士の娘さんというから驚きです。大神マリナはそのキャラ表現的に多くの小学生たちの性癖に影響を与えたとも言われていますが、しっかりとした人物像の掘り下げが行われています。端的に述べるならばファザコンからの自立です。マリナは父親から与えられたミニ四駆で勝つことで父親の実力を世間に認めさせ、そしてまた自らも父親に認められたいというたいという願望を持っていました。しかし豪樹との幾多のレースを経て次第に豪樹に感化されミニ四駆やレースの楽しさを見出してきます。しかしここで問題発生アクシデント、マリナに試練が襲い掛かります。父親の大神博士はマリナを自分の言いなりにしようとし、対戦相手のミニ四駆の徹底的な破壊を命じるのです。父親想いのマリナは期待に応えようとこの命令に従っていたのですが、父親にとって自分は単なる都合のよいパーツであり、娘として見ていないことに気づいてしまうのです。葛藤が生じる中、レースでの豪樹の走りっぷりを目の当たりにし、とうとう父親からのくびきを取り払います。この父親からの自立のシーンは子供番組とは言え、なかなかカタルシスを感じさせる深いものとなっているのです。最終的に大神博士は自分の娘が見つけたミニ四駆の走りを認め、父と娘の和解が演出されます。このマリナが自立し、父親とも和解する場面で、いつもはマリナのことをわざと「マリコ」と呼ぶ豪樹が、この時だけ「マリナ」ときちんと本名呼びする所はかなり印象深いシーンとなっています。

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