【日本史】幕末維新 政局の展開

ペリー来航後も幕府が政局を主導するが、テロによって人材が払底し混乱期に陥る。慶喜は幕府を立て直すが、薩長がクーデターを起こす。

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(1)幕府主導期

(2)幕政混乱期(1862~66)

幕府が薩摩藩の干渉で幕政改革を行ったり、長州藩の要求に押されて攘夷決行日が定まったりする。

(3)1867年をめぐる攻防期

  • ①慶応の改革(1866~67)…慶喜による幕政改革。
    • 軍備増強…フランス公使ロッシュに接近。横須賀製鉄所の建設など。 
    • 組織改革…【従来:老中などの職制】→【改革後:内政事務・陸軍・海軍・会計・外国事務の専任制】 
  • ②公議政体論VS武力倒幕論 
    • a.武力倒幕論(薩摩・長州)…武力行使により江戸幕府滅亡と徳川家の国政排除をねらいとする政治運動。
    • b.公議政体論(土佐)…雄藩連合政権を作ろうという国家構想。徳川氏を中心とする列藩会議。
  • 大政奉還
    • 土佐藩が幕府に建白。慶喜はこれを受け10/14朝廷に上表。15日に許可される。
  • ④倒幕の密勅
    • 薩摩(10/13)、長州(10/14)にだされたが、大政奉還が許可され武力倒幕の口実を失う
  • 王政復古の大号令(12/9)
    • 討幕派、武力を背景に朝廷でクーデタ。天皇中心の新政府樹立(江戸幕府滅亡)
    • 同日深夜の小御所会議で辞職納地決定!
  • 慶喜、京都から大坂城へ引き上げ
    • 年末、慶喜は前内大臣と称し、費用を諸大名と同様に負担するという条件で、議定に迎え入れられることになった!(政治的勝利)
  • 薩摩藩、関東各地で挑発行動を展開!
    • →江戸の留守を預かる幕府勢は江戸薩摩藩邸を焼き討ち
  • ⑧「討薩の表」

(4)新政府の国内統一事業