1.旧仏領インドシナ
1-1.ヴェトナム史
(2)ヴェトナム戦争 アメリカ・ヴェトナム共和国 VS ヴェトナム民主共和国
- 1955 ゴ=ディン=ディエムがバオ=ダイを追放してヴェトナム共和国建設
- 1960 親米独裁政権の打倒を目指す南ヴェトナム解放民族戦線(ヴェトコン)が結成。
- 1961 米国がヴェトコンを共産主義の侵略者とみなして軍事介入を決意 →軍事顧問団の派遣。
- 1963 ゴ=ディン=ディエム政権がクーデタにより崩壊 → アメリカの本格的な軍事介入始まる。
- 1964 トンキン湾事件…米軍駆逐艦が攻撃を受けたとするでっちあげ事件。ジョンソン大統領にヴェトナム問題解決のための特別権限が与えられる。
- 1965 北爆開始!→ 南に戦闘部隊を派遣。北ヴェトナムも正規軍を投入し、戦争が本格化。
- 1968 テト攻勢…旧正月(テト)に北ヴェトナム軍と解放戦線がアメリカ基地と主要都市へ一斉攻勢を行う。アメリカ国民に戦争泥沼化を印象付け、内外の反戦世論を煽り戦争の転機となる。
- 1973 パリ和平協定…ニクソンがアメリカ軍撤退を実現。
- 1975 米軍撤退後も戦闘は続くが、ついにサイゴン陥落 → 戦争終結
- 1976 南北統一 → ヴェトナム社会主義共和国成立
2.米領フィリピン
2-1.WWⅡ前後
2-2.戦後フィリピン史
- ①マルコス政権(1965~86)
- 長期政権の中で独裁化し腐敗が進む。83年に政治的ライバルのベニグノ=アキノが暗殺されると反マルコス運動が高まり86年のクーデタで亡命した。
- ②コラソン=アキノ政権(1986~92)
- 夫ベニグノが暗殺され政界入り。国防軍の支持を得て大統領に当選。新鮮なイメージで独裁政治からの脱却を図ったが、貧富の差は縮まらず経済も停滞し、クーデタの頻発に脅かされた。
- ④エストラーダ政権(1998~2001)
- 映画俳優出身で大衆的な人気で政権をとった。様々な利権と結びついてスキャンダルが発覚し、弾劾裁判で訴追されて退陣した。
- ⑤アロヨ政権(2001~2010)
- 経済再建、貧困の解決を課題とするが成果は上がらず。対米依存を進め、反テロ活動に同調してイスラーム急進派との戦いを強化した。