年齢を重ねると好奇心を維持することにすら多大な努力が必要になる話(『ゲーミングお嬢様』を読んだ感想)

ゲーミングお嬢様を読んだ。
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これまで呼吸をするかのようにコンテンツをひたすら消費してきたわけだが、最近はどんなものに触れても感受性が働くことは少なくなった。

何を見ても粗製濫造された類似品のように感じるようになっていく。

どこかで読んだことのあるような話の筋書き・・・
どこかで見たことのあるようなキャラ造形・・・
どこかで聞いたことのあるような音楽・・・
どこかでやったことのあるようなゲームシステム・・・

こうして無駄な時間を過ごしてしまった虚無感に打ちひしがれると共に、何も成しえなかった焦燥感に苛まれるようになる。

だがしかし、それは好奇心の摩耗だと知れ。
幼少の頃とは異なり好奇心は自ら磨かねば失われていく。
物事を楽しむことにすら努力が必要なのだ。
肝要なるは昂揚感、端的にはワクワク感。

私はその努力をする気力すらない。
枯れ果てて朽ちていくだけの日々を過ごしている。

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