0.個人の幸福と社会全体の幸福について
- 資本主義
- 競争社会→貧富の格差!! 「個人の幸福と社会の幸福はどうあるべき?」
- アダム=スミス…利己心にもとづく営利追求こそが社会に冨をもたらす
- 利己心と社会の富及び幸福はホントウに調和されるのか?
- 功利主義…快楽を求め、苦痛を避けるという人間の本性が道徳の基準になるという倫理思想。
1.最大多数の最大幸福【ベンサム】
- 結果論的な道徳観
- ある行為が正しく、道徳にかなっているかどうかは、その行為が多くの人に幸福をもたらすかどうか。
- 行為の結果重視で、行為を行うヒトの思いや気持ちに対しては問題にしない。
- 行為の動機を重視したカントとは対極的な考え方。
- ある行為が正しく、道徳にかなっているかどうかは、その行為が多くの人に幸福をもたらすかどうか。
- 快楽計算
- 人間の快楽を増大させ苦痛を減少させるものを善とし、その逆は悪として、行為の道徳的善悪の判断のためにおこなう計算のこと。
- 計算基準は以下の7つ。(❶快苦の強さ・❷持続性・❸確実性・❹実現の時期の近さ・❺多産性・❻純粋性・❼範囲)
- 制裁…快楽計算の結果を最大にするために必要な、利己的な存在である人間のための、外からの働きかけ。