- 概要
- 情報社会においてはネットの普及により様々な利便性を享受できるようになった。だがしかしインターネットを利用する際には多くの問題点も孕んでいる。ここではネット社会を生き抜くための情報倫理について学習する。
【目次】
1.交通と通信
- 高度情報社会
- 産業の発展過程において、農業から工業へ、さらにモノの製造から情報などの目に見えないものの生産・伝達による産業が営まれる社会。
- 情報社会
- 情報が活動の中心となる社会。情報化は人々の間のコミュニケーション活動の活性化に寄与するが、他方では少数者による情報操作や管理社会の危険性をもたらす。ネットにおけるブログやSNS、twitterの書きこみ、コンビニのPOSシステム、本屋のポイントカードなどから個人情報と行動傾向が割り出され、操作されるようになる。
2.情報社会の背景
- マス=コミュニケーション
- テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など、大量のメッセージを不特定多数の人々に伝達する。メッセージの伝達が大規模で組織的に行われ、受け手が不特定多数であり、送り手と受け手の役割が固定されている。人々の間に受け身的な態度を醸成する。
- IT革命
- ITとはInformation Technologyのこと。情報技術の革新に伴う、産業構造、マス=メディア、行政の在り方の変化。
- インタラクティブ=コミュニケーション
- 双方向性のコミュニケーション。コンピュータ=ネットワークを使って、不特定多数の人が互いにコミュニケーションを交わすこと。インターネットの発達は、大量の情報を一方的に流すという従来のマス=メディアの限界を打ち破り、不特定多数の人々が、相互に通信を交わすことを可能にした。
3.情報社会論の登場
4.情報社会の問題点
5.情報社会の現状と課題
(1)ネットの普及による仮想現実の拡大により問題が複雑化
(2)ネット社会の利点
- ①集権型の社会→分権型の社会
- ②一方的な情報の流れ→双方向的、多方向的な流れ