0.文化
- 代表的都市:ミョンドン(明洞)
- 韓国ソウルの中心にある商業地区、ソウル駅から南大門(ナムデムン)を経て1㎞ほどの地域。ミドバ・新世界・ロッテなどの大手デパートが集まり、ファッションを中心とした若者の街。韓国最古のカトリック教会であるミョンドン聖堂がある。
- 代表的料理:ビビンバ
- 韓国で食される混ぜご飯。石または金属の碗にご飯を盛り、その上にもやし、湯で野菜、牛肉、卵、唐辛子、味噌を混ぜて食べる。もともと何が混ざっているのか分からないほど混ぜる。
- 家庭での食事の様子
- 床暖オンドルを使用するため、床にじかに坐って生活。米飯はスプーン、おかずを箸(金属製)で食べる。食器を持ち上げるのは品のない行為とされる。
1.韓国の自然と民族
3.韓国の産業
3-1.植民地期
- 初期:産業抑制策
- 企業の成長は順調ではなく、特に南部は鉱産資源に恵まれずめぼしい工業は見られなかった。
- 土地調査事業(1910~18)
- 申告により土地所有権を確定。申告漏れになった農民の土地を東洋拓殖会社が、国有地として没収し、朝鮮最大の地主となって、朝鮮人を小作として支配。
- 産米増殖計画(1920~)
- 土地改良と農事改良で米の生産を増加させ、日本に移出する計画を実施。朝鮮内は慢性的な食糧不足に見舞われる。
3-2.独立後
- 外資導入による輸出指向型工業化を展開。
- 外国資本(外国企業)の誘致を進めて、自国の安価な労働力を利用して、工業製品の生産および輸出を行うことで、工業化を進めること。
3-3.開発独裁
- 1960年代~70年代 朴正煕政権の時代;任1963~79)
- 開発独裁…経済開発を効率よく進められることを理由に正当化が図られた独裁政治体制。
- 1960年代後半から高度経済成長を実現。鉄鋼・機械・化学・エレクトロニクスの分野で産業を発展。→この経済成長のことを漢江の奇跡と呼ぶ!!
- ポハンの製鉄所、ウルサンの造船所
- 財閥…経済成長の牽引力。製造業で圧倒的な支配力、上場企業の利益の半分以上を4大財閥40社が占める韓国の財閥は、日本の財閥(WWⅡ以前)の特徴と「系列」両方の特徴を持つ。
4.人々の生活の変化
- 都市化の影響…首都ソウルに総人口の4分の1が集まる。高層マンション、自動車の増加、地下鉄利用、チマチョゴリは礼服化、白衣から色彩鮮やかに
- 教育…受験戦争の過熱 → 塾・家庭教師を規制 → 実効はあがらず
- 通信…インターネット利用者の増大。総人口に占める利用者の割合は世界有数。
- 地方情勢…農村における人口流出、労働力不足。農産物輸入の増加による収入減。