雑録

『ぱられるAKIBA学園 体験版』の感想・レビュー

異世界転生して魔王を倒したが帰還できないのでオタク文化を広めることにした。
主人公は勇者一行のラスボスバトルに召喚され一撃で魔王を倒す。
ヒロインズからは秒で好感度マックスとなるが元の世界には戻れなかった。
魔王撃破後、平和となった世界では勇者の存在など邪魔なものであった。
それ故、褒美として与えられたのは魔王軍統治下の荒廃した土地。
主人公はそこにオタク文化専門学校を創設し文化的伝播を目論むのであった。

異世界転生してオタク文化専門学校を作れ!

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  • なろう系異世界転生モノ建国パターンの亜種
    • 異世界転生の面白いところは現代の知識とトンデモチート能力を使って無双すること。本作品は建国パターンの亜種であり、オタク文化を広めるために学校を作って運営していきます。主人公は現世ではそれなりのクリエイターであり、異世界転生後に元の世界に戻れなくなったため、オタク文化消費ができなくなり愕然とします。しかしそこは腐ってもクリエイター。ないものは作れの精神です。すなわちオタク文化を生み出す文化的土壌そのものを創出しようというのです。ここに本作品の醍醐味があると考えれます。
    • 本作の導入部分はいきなりラスバスバトル。ヒロインズが窮地に陥ったところで召喚された主人公は一瞬で戦況を覆し魔王を撃破して世界を救います。ヒロインたちが秒で主人公に惚れるのもなろう系ならではですね。そして、世界が平和になった後では勇者一行など王国統治において邪魔以外の何物でもありません。魔王軍が統治していた領土を褒美として与える!という名目で厄介払いされることになります。しかし、主人公と主人公の影響でオタク文化に染まったヒロインズはこの荒廃した大地にオタク文化を根付かせることを決意したのでした。
    • オタク文化を生み出す土壌を作るためにはどうすればよいか。上部構造は下部構造に規定される。まずは生活水準の向上。それには経済発展・商業と流通の興隆・都市建設だ!と次々とチート能力を使って解決していきます。そして学校を作って主人公が校務運営、ヒロインズがそれぞれの得意分野の講師となっていよいよオタク文化専門学校の始まりです。僧侶がコスプレ、魔法使いがusui-hon、エルフがドルオタと役割分岐。苦労性の勇者だけが自分のアイデンティティを見つけられていないので、勇者√はこの葛藤がメインになりそう。果たしてオタク文化専門学校は機能し、異世界にクールジャパンは根付くのか!?といったところで体験版はお開きとなります。

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