ひぐらしのなく頃に業 第14話「100年ループし続けている古出梨花の絶望と最後の5回の賭け」の感想・レビュー

破滅フラグを回避しても強制バッドエンドになるので絶望し、自死を選びかける話。
沙都子√は全てがうまくいったと思いきや突如拳銃乱射事件が起こりデッドエンド。
圭一を励まし魅音に人形を渡し沙都子を救い破滅フラグは全て潰したのに何故なのか。
ついに心が折れた古出梨花は、自らを殺すことでループを脱却できる宝剣を手にする。
自殺しようとしたその矢先、仲間たちが探しに来たため、あと5回の繰り返しを決意する。
果たして古出梨花は破滅フラグを回避し繰り返される惨劇から脱却できるのか!?

古出梨花が自分の意志でループを諦められる手段を手にしたという事

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  • 回避できない破滅フラグと強制デッドエンドのループを自分の意志で繰り返す
    • ひぐらしの真の主人公は古出梨花。ループを繰り返す巫女であり、100年同じ円環の中に囚われています。何回やっても何回やってもハッピーエンドに辿り着けません。流されるだけではダメで自らの主体的意志で世界線を変えるという決意をし破滅フラグの回避に乗り出したのがこれまでの話。圭一が疑心暗鬼に囚われてレナたちを殺さないようにカウンセリングをしてもバッドエンド。園崎家の封建的束縛から魅音を解放するために圭一に人形を渡させてもバッドエンド。沙都子を児童虐待から救うため雛見沢全体で一致団結してもバッドエンド。破滅フラグをどんなに潰しても何故か強制バッドエンドになってしまうのです。
    • そんなわけで古出梨花は絶望。主体的意志などループの前には微塵の役にも立ちませんでした。発狂しかける古出梨花に雛見沢の神:羽生から2つのプレゼント。羽生の力と引き換えに、古出梨花のループの際の記憶保持能力を強化、さらにはループせずに自殺できる手段が知らされます。これまで死に戻りを繰り返させられた古出梨花でしたが、そのループを自ら終わらせることができる宝剣があると伝えられるのです。
    • 羽生と別れ絶望しながら舞い戻った古出梨花は仲間たちにかくれんぼがしたいと言い、その隙に宝剣の欠片を手に入れます。この宝剣の欠片で自殺すればすべてを終わらせることが出来る……まさに首を斬ろうとしたその瞬間、かくれんぼをしていた仲間たちが探しに来てくれます。これが古出梨花に自殺をやめさせ、あと5回の繰り返しを決意させます。あと5回やってダメだったら諦めようと。古出梨花には後ろ向きな希望が宿ったのでした。

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