ゆるキャン△(アニメ1期)第4話「野クルとソロキャンガール」の感想・レビュー

なでしこが野クルに加入したことで勢いがつき初キャンする話。
志摩リンはひとり長野へ。長野県の諏訪湖の近くまで原付で行く逞しさよ。
野クルメンバーズはキャンプの準備と移動が中心。準備と移動が(一番)楽しいんだ!
移動を目的のための面倒な手段ではなく、それ自体が楽しいと示してくれるのがすてき。
地図帳とか道路マップとかを見るのが楽しくなることうけあい。

なでしこが転入するまで野クルはキャンプしたこと無かった

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  • 準備編:冬キャンの防寒対策
    • 今までたった二人だけで活動していた野クル。なでしこが加入したことによって勢いがつき、ようやく初キャンプを実施することになります。キャンプがしたくてたまらないエネルギーのカタマリのような少女なでしこをご覧ください。質問をしまくるなでしこはひょっとしたらウザがられてしまうような感じですが、適切に処置されます。冬のキャンプで重要なのは防寒対策ということで、シェラフの購入を検討するのですが、そこはやはりお高いもの。金がないなら知恵と工夫で対策するべく、アルミホイル・プチプチ君・段ボールと三重構造で防寒対策。確かにあったかくなったものの身動きがとれず排泄はどうするのかとボツになったのでした。結局、野クルメンバーズは冬用シェラフを購入。

 

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  • 移動編:移動は目的地へ行くための手段(だけ)ではない
    • 志摩リンは長野へ。野クルはほったらかし温泉へ(ここが有名なコンテンツツーリズムの影響で観光公害が発生したところ。観光学の授業を履修すると事例として挙げられるはず)。安直な考えだと移動は目的地のための単なるノイズに過ぎず、余計なものと感じられてしまうかもしれません。しかし、移動そのものが楽しいのだとありありと示してくれることにゆるキャン△の素晴らしさがあります。野クルサイドでは荷物用カートを使わず人力ですませるなでしこがフォーカスされます。部員たちから心配されていたなでしこでしたが寧ろ元気いっぱいでカート組が疲弊するなかでも走り回りまくり。途中で甘味を摂取して体力回復にしゃれ込みますが、みんなで食べさせっこをして百合的空間が展開されます。
    • 他方で志摩リンサイド。長野までの原付の旅。前の車の後部座席あるあるが題材となります。犬とか子どもが変顔してきて反応に困ることってよくあります。下手に反応したらルームミラーで親や飼い主にバレるし。志摩リン側のグルメ描写はボルシチ。本屋のバイトで稼いだお陰で懐があったかな志摩リンは1300円もするボルシチセットもなんのその。そして志摩リンとなでしこはスマホで繋がっておりお互いの状況を報告しあって楽しみます。志摩リンはライブカメラの映像を送ってきますが、それをテレビの映像と勘違いしてしまうなでしこも微笑ましいですね!

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