のんのんびより のんすとっぷ 第1話「カエルの歌を吹いた」の感想・レビュー

セロテープ人形を作って遊び、吹奏楽部員の人見知りを克服する話。
農村に暮らす主人公の幼女が独特な雰囲気で日常を謳歌していく。
A-partは生徒5人の分校でリコーダーを習う風景が展開される。
B-partは人見知り少女との交流の中でリコーダーのドの音が出せるようになる。
人見知り少女は幼女のおかげで対人関係スキルを向上させて喜ぶエンドとなる。

独特な幼女が農村の田園でスローライフする描写がウリ

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  • リコーダーを中心に分校での生活風景と人見知りの吹奏楽部員のコミュ力上昇を描く
    • いわゆる幼女モノで一風変わった幼女の視点から日常生活を肯定的に捉え直す系統の作品。主人公は独特な言葉遣いをする青髪の少女で、第1話はこの人物がリコーダーのドの音が上手く出せないことを中心に話が進んでいきます。A-partではリコーダーを学習するきっかけになっている学校での生活が紹介されます。1期・2期未履修なので百合モノには男が存在することに驚き!?台詞が一言もなく空気のような存在です。しかしながら幼女のセロテープ人形遊びの際には誰よりも気合の入ったシュールなお面を作っており、「そういうキャラ」扱いのようです。それにしてもセロテープの人形がシュールすぎてじわじわとツボに入ってきます。この作品の教員は寝てばかりいる設定のようですが、目が覚めてシュールなセロテープ人形に取り込まれている姿が何とも言えない味わいを醸し出しています。
    • B-partは村外の高校に通うJKの吹奏楽部の後輩がやってきます。あまりの田舎に後輩は放心状態。アーバンライフを満喫する花のJK後輩がなぜ田園にやってきたかというと人見知りを克服するためでした。この後輩は吹奏楽部に入ったもののフルートをうまく吹くことが出来ず、なおかつ人見知りも激しいコミュ障だったので、集団での演奏に難があったのです。この後輩のためにJKが人肌脱ぐという寸法さ。JKはまず幼女を派遣し、後輩と仲良くさせ、人見知りを克服させようとします。幼女からオナモミを貰い、カエルを持って追い掛け回された後輩はいつのまにか心を許せるようになっていました。JK及び幼女との練習の際には、幼女にリコーダーのドの音が上手にだせるよう指導するまでになっておりました。こうして幼女の独特な雰囲気が後輩を救ったのです。JKの部屋ではフルートとリコーダーでカエルの歌の演奏会が開かれたのでした。こうしてコミュ力レベルを上げた後輩がガッツポーズを決める所で今回はお開きとなります。

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