のんのんびより(アニメ1期)第8話「学校でごはんを炊いた」の感想・レビュー

恒例の小鞠弄り回。背伸び系キャラを貶めることでギャグにする風潮は心が痛むものよ。
料理を作れば失敗し、音楽もオシャレも恋バナも後れを取り、れんげと争いムキになる。
センチメンタルな大人のお姉さん像を抱く小鞠が次々と失敗する様子を眺めることとなる。
もはや小鞠が登場する→弄られるという脚本パターンが構築されているような感じ。
それでも干し柿づくりに秋の季節感を味わい風情を感じるのであった。

ティーンズの流行に乗ろうとするのも一種の中二病なのかもしれない

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  • いつもの小鞠が大人ぶろうとして失敗するパターン
    • 今回も小鞠弄り回。中2設定だし虚栄心があるからとりあえず小鞠弄ってれば脚本が成り立つ的なノリ。のっけから料理を失敗、米を研げばこぼし、芋もろくに切れず、味付けの分量も分かりません。挙句の果てに水を入れないで米を炊くとかファッキンなプレイをかまします。続いて音楽もファッションも恋バナも全くついて行けない小鞠が晒されます。ポータブルCDプレイヤーと売れているCDを購入して悦に入る小鞠ですが、音楽などDL販売全盛のこの時代、JKからMP3プレイヤーじゃないんだ、円盤買うとかと見下される始末。しかもJKとJSがクラシックの話題で盛り上がり小鞠は全くついていけなくなってしまうのです。ファッションの話も服装の専門用語が飛び交う中、語彙を全く知らない小鞠はケチョンケチョンにされます。コーヒーを出されれば皆がブラックなのに自分は砂糖山盛りで劣等感を抱きます。芸術の秋でスケッチに行けば、小1のれんげとソフトグライダーで競い合う小1レベルであることを露呈。干し柿づくりの際には妹が柿のヘタを使ってヘタレンジャイとやっている姿を見て自分もやってみたくなり、それを披露した瞬間をJKに見られて恥をかくというオチになります。嗚呼、小鞠、可哀想すぎる。なんというか中学二年生が世間の流行に乗ることがカッコいいと思い、うまくそれに乗れなくて恥をかくというのは一種のあるあるパターンなのでしょうけど、泣けてきてしまいます。

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