ガウマさん過去話。ガウマさんが戦うのは5000年前に死んだ女と再会する為だった。
怪獣使いのメンバーにガウマさんが裏切りものだと告げられる主人公たち。
不信感を募らせつつ、死者の蘇生というワードから各々が過去に向き合うこととなる。
無職ニート、不登校中学生、姉死亡家庭崩壊ヒロインの物語が動き出す。
敵との戦いの最中、ガウマさんから真相を聞き出したメンバーは心を重ねて敵を倒す。
バトル中という極限状態だからこそ人の心が剥き出しになるとかいう効果かもしれない。
ガウマさんの戦う理由と死者の蘇生
- 女の為に戦うという理由に納得するメンバーたちが熱い
- 怪獣優勢思想なる考えに基づき怪獣を暴れさせる怪獣使いたち。そんなヤヴェーやつらの一員だったんだよガウマさんは。しかも5000年前に1度死んで蘇ったとか何とか。主人公たちはトンデモ展開についていけず、ガウマさんが何故怪獣使い達を裏切ったのか、どうしてダイナゼノンで戦うのかと疑問点ばかり。人類を護る為かと聞いても、言葉を濁すガウマさんを見て不信感を募らせます。ガウマさんを信じきれない中、いやおうにも敵が攻めてくるわけですが、心を重ねられないメンバーたちは今一度その胸中を尋ねます。追いつめられて初めてガウマさんは本性を曝け出します。一言で言えば女の為。ダイナゼノンは愛する人から託されたものであり、戦い続ければ愛する人に会えるかもしれないと。ガウマさんは私利私欲のために主人公たちを巻き込んだことを痛切にお詫びしたのでした。これを聞いたメンバーたちは人類の為と言われるよりも、なるほど納得。俄然ガウマさんに協力する気になり一致団結して敵を倒すのでした。
- ガウマさんが5000年前に生き返ったという死者の蘇生概念や、無職ニート・不登校中学生との交流は夢芽を突き動かすことになります。死んだ姉の当時のことを知りたいという欲望を解き放つのです。その連れに選んだのが主人公であり、姉との関係はぎこちなかったが姉が所属していた合唱部の定期演奏会の時には誘ってくれて色々と感情を抱いたのだけれどその前に姉は死んでしまいワダカマリが残ったのだとポツポツと語るのでした。
- 無職ニート編では、主人公のバイト先の先輩の女性が無職ニートの同級生であったことが判明。その先輩は中学の時に投石して学校の窓ガラスを割っており、その時に無職ニートさんと知り合ったっぽい。今は結婚したもののワケアリで倦怠期から離婚したのか。今でも無職ニートさんはその女性が好きであり、無職ニートさんに好意を寄せる不登校中学生の従妹はジェラシーを募らせるというなかなか複雑な人間関係が展開されています。
