「ウマ娘とは何か?」という哲学的命題を掲げるマッドサイエンティストと共に狂う話。
タキオンはウマ娘の可能性のその先を実証すべく日夜研究に勤しんでいた。
しかしカリキュラムをシカトするその振る舞いによりついに学園を追放されかけてしまう。
主人公はタキオンと触れ合うことでその狂気に染まる決意をしモルモットになることを志願する。
作品の根底にある禁忌に触れようとするタキオンを支えながら主人公の日々が始まったのである。
アグネスタキオンのキャラクター表現とフラグ生成過程


- 作品の世界観を狂わす根源的な探究
- アグネスタキオンはウマ娘とは何かについて探求するマッドサイエンティスト。ウマ娘の可能性のその先を実証するため、トレセン学園にやってきました。ウマ娘とは何かという問いは結構闇が深いテーマ。人類と外見的特徴が類似していながら、ケモミミと尻尾を持ち、時速70キロで疾走し、筋力やパワーも半端ない存在。フツーに考えれば人類にとっては脅威的存在。もしかすると強化人間だったり合成獣だったりして、人類に害を及ぼさないためにトレセン学園に能力の高いウマ娘を集め、隔離しているのではないかという危うさを読み取ることができます。
- それもあってか、タキオンは学園の深淵、いや世界観の枠組みに触れてしまったせいか、建前上はカリキュラムをスルーしているとのことで退学勧告を食らうのでした。タキオンは平然と退学しようとするのですが、ここでシンボリルドルフが登場。タキオンを併走に誘う一方で、主人公に対してなぜタキオンは最後通牒されるまで学園にとどまり続けたのかと助言して去っていきます。タキオンの走りを見た主人公はこれまでの触れ合いを想起することになり、共に狂気に染まる決意をしてモルモットに志願したのでした。
- モルモットとなった主人公は献身的にタキオンの研究を支えていきます。世間でも有名なのがそのお弁当作り。学園のカフェテリアが休みの時には、ミキサーでドロドロにした物体を流し込むだけだと知り、栄養バランスを考えたお弁当を用意してあげることになります。このお弁当にタキオンはドはまり。主人公はカフェテリアが休みの時の1回きりだと思っていましたが、以降3食お弁当を要求されることになります。このお弁当をねだるタキオンが破壊力抜群であり数々の二次創作・ファンアートのネタにされました。最後は主人公がモルモットから兼助手に出世。二人でウマ娘の謎を解き明かすべく邁進していくことになります。




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