魔法少女まどか☆マギカ外伝「1st SEASON総集編マギアレコード」Vol.1 の感想・レビュー

マギレコ第1期では全体を通してやちいろが描かれ、やちよのトラウマがいろはにより解消されました。
しかし最終局面では突如発狂したマミさんと本編では消滅したさやかが戦いを始め、投げっぱエンド。
わけがわからないよ。第二期へ繋げる為だったとしても区切り良く終わらせてよと思ったものでした。
あれから1年以上経ち、内容を程良く忘れた所で7月末から2期が始まるのだそうな。
放送話数が全部で何話になるか分かりませんが7月中は総集編をやる模様。
一応、マギレコは全話見て感想まで書いてましたが、総集編も見ることにしました。

総集編Vol.1は1話~5話までのまとめ

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  • いろはの目的の復習と魔女化してもドッペルになるだけという謎
    • まどマギの世界観ではキュウべえが全ての元凶であり、人間の感情エネルギーを収集するという存在です。人類で一番感情の変化が大きいのが思春期の少女ということで、希望を与えると共に絶望させて、その落差を利用するという仕組みになっています。それこそがキュウべえシステムであり、少女たちの願いを歪曲した形で実現することと引き換えに、魔法少女として使役した挙句、最終的に自らが討伐される対象である魔女に堕してしまうという絶望の果てを現出していました。まどマギではこのキュウべえシステムを打破することが目的であり、全ての魔法少女の救済を願い遍く魂となったハイパーアルティメッドまどかにより見事魔法少女は救済されたハズだったのです。
    • マギレコの主人公であるいろはは妹の病気の治癒を願ったのですが、その願いは歪曲され、病気が無くなるならいいんやろ?せや、存在そのものを消したるわ!というようなノリで、妹の記憶を始めその痕跡は全て抹消されてしまったのでした。それでも残った違和感を解消するべく行動したいろはは徐々に真相に気付いてきます。そんな中、まどマギとマギレコとの一番の違いが浮き彫りになります。それが、魔女化した魔法少女の処理の方法だったのです。マギレコの場合は、なぜかソウルジェムが濁り切り魔女化してしまっても一時的に「ドッペル」という魔女になるだけで、戦闘終了後には魔女化が解かれ、ソウルジェムさえも浄化されていたのです。なんで少女たちは魔女にならないの?この疑問点がマギレコの核となり、物語が展開されていくことになります。1期を通してこの謎は解けなかったので、ちゃんと回収されるのだろうかと。
    • 1話から5話まででは、過去の人間関係に囚われているやちよがいろはとの交流を通して徐々に再生されていく場面が見どころとなっています、やちいろ尊いというやつですね。特に孤高を孤独と読み替えて一人でいたやちよが、急速にデレ化し、自分の家にいろはを泊め、食事を用意し、寝ながら涙を流すいろはに心を動かされるところはグッとくる展開です。1期もやちいろエンドで終わっていれば(ドッペルの謎とか妹の存在忘却とか残っているにしろ)すごく綺麗にまとまったのにね。あと総集編2回もあるのか・・・。次はやちよが新たな家族を作る編と自らそれを否定して精神崩壊してしまうよ編かな。

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1期感想まとめ