少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第2話「運命の舞台」の感想・レビュー

メガネ回。第1話で主人公の割り込みを受け倒された少女の話。
これまで勉強一筋だったメガネは幼少期に舞台を見たことで人生が変わる。
勉強で良い成績を取ることが全てなのではなく役者に煌めきを見出したのだ。
しかしいくら努力してもトップとの差は大きくついにオーバーワークで倒れてしまう。
今回のバトルを唯一のものとして何が何でも手に入れたいと足掻くメガネの執着。
そんな歪んだ頑張りしか知らないメガネに主人公はノンノンだよと突きつける。
何度だって舞台に立てるというその情熱によりメガネを打倒するのであった。

盲目的な努力・頑張ることの目的化・視野狭隘・硬脆材料

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  • トップとの覆せない実力差を痛感するメガネ少女は無理な努力の末に敗れる。
    • 今回はメガネ少女回。第1話では舞台を目指す少女たちの学園生活が描かれたかと思いきや、途中から何故か少女たちの殴り合いになりました。その際、主人公は幼馴染とメガネ少女のバトルに乱入。幼馴染の危機を救ってメガネを倒したのでした。そんなメガネの人生観や想いが描かれていくのが今回のメインシナリオ。
    • このメガネ少女はこれまで勉強一筋に生きて来たのですが、8歳の頃に舞台に出会って人生が変わります。勉強していい成績を取ることが良い子なのではなく、人生には多様な価値観が溢れている。煌めいている舞台俳優に自分もなりたいと憧れを抱き、俳優育成科に籍を置いたのでした。しかし、トップの実力者たちとは雲泥の差。自分がスターになることなど遠き夢のようでした。そんな折、スターを決めるために、裏バトルが繰り広げられていることを知ることになります。その裏バトルには、情熱を認められた者たちだけが参加できるというもの。メガネ少女はこれならば自分にもスターになるチャンスがあるかもしれないと、一縷の望みをかけるようになります。そして努力・努力また努力の日々がを送るのですが……なんとオーバーワークで倒れてしまうのでした。一朝一夕で実力は覆せるものではありません。
    • 第2話での裏バトルでは主人公とメガネ少女の戦いとなるのですが、結論をあらかじめ述べれば、メガネ少女の敗因はこの逼迫した焦燥感でした。一発勝負に全てを賭けるメガネに対して、ノンノンだよと答えるのです。そして何度でも舞台に立てるのだと物理で教え諭します。この想いの差が主人公に勝利をもたらし、バトル後にはメガネ少女と絆を深めます。お互いが名前呼びするとことがエモいですね。
    • これまで裏バトルに招待すらされなかった主人公が突如目覚めたのは転入してきた幼馴染と再会したためだとキリンによって語られます。しかしその幼馴染は主人公を愛しているからこそ、この裏バトルには関わらせたくない様子。もしかしてこのキリンはインキュベーター的な何かのだろうか?

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