【感想】小林さんちのメイドラゴンS 第4話「郷に入りては郷に従え(合わせるって大変です)」【レビュー】

社畜系人柱回・地域の見回りパトロール回・遊園地回の計3本。
社畜回では黒髪ショートのドラゴンが柱を犠牲者と勘違いし小林さんのために奮闘。
トロール回では地域の不良の襲来をトールが返り討ちにし舎弟にして治安を守る。
遊園地回では遊園地に行ったことの無い小林さんがドラゴンたちと非日常を楽しむ。
価値観や常識がテーマになることが多いがその差異をすり合わせるのが楽しいという名台詞。

異なる価値観の擦り合わせが楽しいんじゃないですか

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  • 社畜
    • 会社のお茶汲み係として定着していた黒髪ショートのドラゴンは、実は勉強してコードが書けるようになっており、戦力として認定されます。これを機に次々と仕事がぶん投げられていき文句を言うのですが、実はそれは正規の仕事量。これまでは小林さんがその分の仕事をこなしてくれていたのです!労働者の鏡である小林さんはブラック企業社畜の柱!しかしこの「柱」という言い回しが黒髪ショートドラゴンの意に反することになります。これまでドラゴンは人柱として多くの人間を生け贄として捧げられてきました。しかしこの黒髪ショートのドラゴンはそれをよしとしなかったのです。柱である小林さんを救いたい。そう思ったこのドラゴンは昼休み返上で働きます。しかし休む時には休むというのが労働者たるもの。そのドラゴンの善意を受け取りながらも、考えを改めさせるのでした。デコピンのシーンいいよね。日本の労働環境においては昼休みに仕事を進めておいても早く帰れるわけでもなく早く終わった分、追加の仕事を加算されるので、(怒られない範囲で)自分で仕事量を調整できないと潰れてしまうのよね。労働生産性が著しく低いという日本が衰退した根本要因だわな。イイハナシダナーと終わりかけたところ、飲みに誘われた居酒屋で、アルハラ的に絡まれるというギャグオチになります。

 

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  • トロール
    • ご近所さんと地域の見回り当番をすることになったトール(メインヒロイン)。普段なら治安の良い街であっても何故か不良が出現したむろして道を塞ぐの巻き。やはり暴力、すべては暴力が解決する。力こそパワー。トールはその実力で不良たちを排除完了。道々ゆく中で仲間のドラゴンたちも集結していくのですが、そんな折り、不良たちが仕返しに来て囲まれてしまいます。しかし人間風情が数を揃えても勝てるわけがなく再び暴力の前に蹂躙されてしまうのでした。その後、トールは番長扱いになり不良とすれ違うと挨拶をされまくる始末。こうして街の治安は守られたのでしたエンド。

 

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  • 遊園地回
    • テレビCMを見て遊園地に行きたくなったカンナ。おねだりするも小林さんはイマイチ大衆娯楽施設に興味を見いだせません。そのワケはなんとこれまで遊園地に行ったことがなかったからという悲しい理由。トールに煽られた小林さんは引率することになり、子どもたちを引き連れて遊園地へゴー。遊園地には才川姉(メイド)が着ぐるみを着て潜んでおり百合少女才川の思い出作りを陰に日向にサポートします。一方小林さんはいくつかのアトラクションをこなした後、クラシックなメイドカフェへ。最後は皆で観覧車に乗るのですが、そこでトールは遊園地をドラゴンに乗るのを疑似体験する施設であるとトンでも理論を展開。人間をあさましいと貶すのでした。(遊具ではなくトール自身に騎乗して欲しいがための超理論)。ラストでは才川姉(メイド)の学校生活の姿が!!後藤邑子さんの演技も相まってジョージーは破壊力抜群のキャラになってますね。

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