【感想】ひぐらしのなく頃に 卒 第7話「梨花の心を弱らせ思想誘導を行い依存症にした後で取り上げる沙都子」【レビュー】

沙都子の策略により順調に心が弱っていく梨花に沙都子は思想誘導を実行。
雛見沢を捨てることは悪だという思考を植え付けていきます。
さらには梨花の精神的拠り所として依存対象になることにも成功します。
しかしヤクのバイヤーのようにそれは甘い罠。依存症になった所で取り上げられる。
鉄平改心バグを利用して梨花から切り離すことでさらに求めさせるのでした。

梨花が死ぬ前に沙都子が死ねば別の世界線に飛ぶらしい

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  • 順調に毒が回る梨花と物語を収束させる伏線
    • 祭囃し編の記憶を再現して破滅フラグを回避しようとする梨花だが、それは全て沙都子が仕掛けた罠であり何度やってもバッドエンドになることは必定。こうして精神を徐々に削られていく梨花ですが、弱った心に沙都子が毒を塗り込んでいきます。惨劇が繰り返されるのは梨花が雛見沢を捨てようとしているからだとゆっくりじっくりねっとりと注ぎ込み、さらには梨花の心の支えとして自分に依存するように仕込んでいくのです。しかしこれではまだ足りません。ヤクのバイヤーも最初は格安か無料でヤクを提供し依存症になったところで価格を吊り上げヤクを餌にカネを巻き上げたり奴隷にしたり泡に突っ込んだりするのがお約束。そんなわけですっかり沙都子に依存するようになった梨花に対して切り離しを行うのです。ここでも利用されるのが我らが鉄平改心バグ。一緒に麻雀をし、ハイタッチをしてあげることで、沙都子の為なら死んでも良いという確約まで取り付けます。そして鉄平を雛見沢に連れて来ると自分は村の因襲により村全体からいじめられていると悲劇のヒロインムーブを発動します。さらには梨花に対しても鉄平が戻ってきて虐待を受けているムーブを発動。こうして沙都子の二枚舌外交が発動したのです。
    • 一方で、物語を収束させる伏線も張られていきます。エウアの暇を無聊する悲喜劇を提供することで沙都子はループ能力を得ているわけですが、そんなエウアからループのルールについて念押し。梨花が死んでから沙都子が死ねば同じ世界線に飛べるが、もし沙都子が先に死んでしまえば、梨花が生まれてもこない世界線に飛んでしまう可能性もあるとのこと。と、いうことは梨花がこの惨劇のループから抜け出すためには梨花が沙都子を先制してぶっ殺せばいいということが判明しました。これが物語にどう作用するのかが見どころです(全く作用しないかもしれない)。

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