雑録

ウマ娘 「晩秋、囃子響きたる」の感想・レビュー

秋祭りの出し物として流鏑馬と奉納舞を捧げることになった話。
ゴールドシチーがいつもの如く他者から期待される人物像で悩み、それを会長がサポート。
ユキノビジンは劣等感に苛まれるがブライアンの助力でシチーガールになる熱意を燃やす。
苦悩を乗り越えた二人は見事に奉納舞を演じきり秋祭りを盛り上げることに成功する。
一方、後半では会長がブライアンを生徒会に誘った理由も描かれていく。
会長はブライアンの闘争本能、ウマ娘としての魂の煌めきを買ったのだとか。

シチユキの百合的展開と会長ブライアンの男社会的コミュニケーション

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  • 秋祭りの出し物の技能向上のため、合宿に来たぞ!
    • ウマ娘的セカイには秋になるとお祭りがあり、トレセン学園もその役割の一端を担うのだとか。そんなわけで祭りに捧げる出し物として流鏑馬と奉納舞を担当することになり、それぞれメンバーが選ばれていきます。流鏑馬シンボリルドルフナリタブライアン、奉納舞はゴールドシチーユキノビジンらが選抜されます。一行は技能向上のために合宿をすることになり、短い期間ですが濃い集団生活を送ることになります。
    • 奉納舞サイドでクローズアップされるのが、シチーとユキノ。シチーは自分がモデルタレントであり「綺麗」であることを買われて選ばれたと思い込み内心で不満を高めており、さらにそれに不満を持ってしまう自分に対しても苛立つという非常に面倒くさい感情を発露させます。一方でユキノは田舎出身で方言が抜けない自分がシチーらと並び立つことに対して気後れし、尻込みしてしまうのです。そんなメンタルの弱い思春期の少女の力になるのが、会長ブライアンコンビ。祭の起源を辿ることで自己の在り方に反映させようとするシチーに対して、会長はそれとなく過去に祭りを担当したウマ娘の回顧記事を提示。シチーが決意を固める手助けをするのでした。ユキノに対してはブライアンが併走に誘い、ウマ娘が内に秘める本能に問いかけます。ユキノはシチーガールを目指して田舎から中央へやってきたキモチを思い出し心に炎をくべるのです。こうして悩みを乗り越えたシチーとユキノはまた一歩成長。奉納舞を成功させます。シチーに憧れるユキノは、だからこそ練習をシチーに習いに行かなかった(行けなかった)のですが、それに対してシチーがヤキモチを焼くシーンは百合度高めでお送りされています。おススメ。
    • 流鏑馬パートはひたすら愛されブライアンの話。ナリタブライアンって作中の世界でかなりの愛されキャラなのですが、今回では会長もまたブライアンを気にかけまくっていることが明らかになります。マヤノトップガンビワハヤヒデに加えてシンボリルドルフナリタブライアンの事が大好き。会長は流鏑馬のパートナーに自らナリタブライアンを推挙しただけではなく、合宿中でも一緒にサウナに行ったり本能のまま楽しめばいいと誘ったり。コミュニケーションの仕方が完全に男社会。上司が気に入った部下を愛でるやり方です。孤高を好み闘争本能のカタマリであるブライアンが何故生徒会にいるのかが明らかになった瞬間であり、単に会長がブライアンのことを気に入ったからという理由でした。

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