スローループ 第10話「私もがんばりますねっ」の感想・レビュー

おねロリ文化祭回(JK1×JS5)。今回のテーマは「無理を可能に」するという話。
今まで亡き父の呪縛に囚われフライフィッシングしかしてこなかった主人公。
しかし再婚家庭における義姉の影響や幼馴染との絆の再生により10話かけて成長してきた。
そしてついに、文化祭の和風喫茶でサバサンドを供すため、フライ以外(リール)にも手を出すのだ!
フライしかやらなかった/できなかった/やろうとしなかった主人公の成長に涙&涙。
さらに主人公の「無理を可能にする」という姿勢は小5児童を奮起させるのである。
主人公から勇気を貰い全校児童の前での発表を成し遂げた女児はまた釣りに行く約束をする。
あといつも小春がやってる料理番組?を恋ちゃんが乗っ取ってて良かった。

【目次】

孤独に身を置き死者に囚われて釣りをしていた主人公がよくぞここまで

級友の依頼で文化祭の和風喫茶の給仕係を引き受けることになった主人公
  • 先人たちの知見を継承し「無理を可能に」していく素晴らしさ
    • 今回は文化祭回。主人公たちのクラスは和風喫茶に決まります。当初主人公は無難に裏方を担当しようとするのですが、クラスメイトに頼られてフリフリ和風メイドとしてウェイトレスを担当することになります。今まで孤独に身を置いていた主人公がクラスメイトと交流をしている姿を見て、これだけで何だか泣けてきてしまいます。そして主人公はクラスの出し物のために一肌脱ぎます。特別メニューとしてサバサンドを出すため、サバ釣りに出かけるのです。今までフライフィッシングしかやってこなかった主人公は小5女児に教えを請い初めてリールにチャレンジしていきます。まったりとした時を過ごす中で、主人公はフライフィッシングが先人達により技術的発展を遂げて来たことを語り、「無理を可能に」する尊さを語ります。そして自分もそうありたいと苦手な虫の餌にも挑みます。主人公の姿勢に小5女児は感動。と、いうのもこの女児は作文で入賞するのですが、全校生徒の前で朗読してくれと頼まれ、躊躇していたのです。ですがこの「無理を可能」にという精神は女児に勇気を与えることになり、全校生徒の前での朗読を実行させます。勿論、女児は作文発表のことを主人公に言ってませんし、主人公も意図的に女児を励ましてはいません。釣りを通した自然な関係のうち影響を与え合う様子が丁寧に描かれており、すごく良い雰囲気に仕上がっています。
    • 文化祭では主人公の釣ったサバを恋ちゃんがサバサンドに調理。これまで小春ズキッチンだった料理番組風ダイジェストを恋ちゃんが乗っ取っる!いつもと違うキャラが定型パターンをメタるのってたまにやるといいよね。鮮やかな手先でサバサンドを作り上げていきます。これには両親たちも喜び舌鼓をうつのでした。その後、小5女児も友達を連れて文化祭を来訪。作文発表をやりきった女児はニッコニコ。あいにくサバサンドは売り切れとなっていましたが、すっかり主人公に懐いた女児はまた釣りに行こうと約束をするのでした。今回はいつにもましてホッコリ回でしたね。
「無理を可能に」してきたエピソードに感動する小5女児
おねロリ(JK1×JS5)
和装メイド
恋ちゃんの貴重な料理回(サバサンド)

スローループ10話に『ぼっち・ざ・ろっく!』の「結束バンド」が出て来る箇所

『スローループ』10話において『ぼっち・ざ・ろっく!』の結束バンドが出演しているシーンについて

スローループの主人公たちが所属する学校の文化祭「南神祭」にきららつながりでぼっち・ざ・ろっく!の結束バンドが友情出演している(約2秒程度だが)。他のメンバーが正面向いて演奏をしている中で、後藤さんは相変わらず下を向いて顔面崩壊芸を見せてくれている。またファン1号・2号さんと思しき人物たちも見られ、周囲が在校生にも関わらずノリノリで後藤さんを応援している。後藤さんがスカートを穿かずTシャツにピンクジャージのズボンのみで演奏をしている姿はアニメ本編では未だ見られていない貴重な姿である(※原作の文化祭シーンではこの作画通りTシャツ+ジャージズボンなのでアニメ版がどうなるか楽しみ)。

スローループ感想まとめ