四国巡検記(上) 松山城(100名城No.81)と高知城(100名城No.84)

  • 広島港⇔呉港⇔松山観光港
    • 呉港から松山観光港までは2つの種類の船が出ている。スーパージェットとフェリーであり、往復券を買うと復路1割引きとなる。呉から松山まではフェリーだと2時間、スーパージェットだと1時間を切る。その分スーパージェットの方が2600円高い(フェリー3500円、ジェット6100円)。今回はフェリーに乗ったが、かなり綺麗で靴を脱げる個室席や寝っ転がれるスペースもあった。私はフツーのリクライニングシートに座った。全て料金は同じである。音戸の瀬戸を渡ったあたりまでは起きていたが、後は寝た。

f:id:r20115:20220316234954j:plain:h400
松山城
  • 松山城
    • 現存12天守がウリというので天守まで登る。だがまず本丸まで行くのが大変。東側からロープウェイが出ているが、黒門口登場道から徒歩で登った。本丸広場では屋台などが出ており、水道をひねるとミカンジュースがでるギミックが推されていた。チケットを買って天守に入る。
    • 天守の内部は城の歴史が展示物と共に紹介されている。流れとしては加藤嘉明→蒲生忠知→松平氏松山城天守現存十二天守とされているが、1852年に再建、54年に落成した3代目の天守とのこと。幕末の天守なんやん。そして松平氏による建造であったた現存十二天守のうち瓦紋に三つ葉葵が使われていることが喧伝されていた。個人的には幕末維新期に興味が惹かれ、慶喜が江戸に引きあげたことを知った後の藩政の動向が面白かった。恭順派と抗戦派で対立するが、結局は恭順派が勝利し前藩主が再勤することで許されたのだとか。

  • 国道33号線
    • レンタカー。国道33号線を高知まで走る。大体3時間程であり、中盤はほぼ信号も無い中を突っ走ることになる。かくてもあられけるよとはよくいったもので、人類よくこんなところに住み着こうと思ったなと思うし、ここで生活続けていく気になるとも思う。多分、あと数十年後に残っているかは謎。

f:id:r20115:20220316234957j:plain:h400
高知城
  • 高知城
    • 高知城高知県の真ん中にあると説明されていた。キーワードは「日本で唯一本丸の建築群がすべて現存する」城郭とのこと。しかし築城時のものではなく、1727年の大家で焼失したものを、その後再建したものである。高知城も現存12天守のうちの一つであるが、本丸までの高さは高くない。チケットを買って中に入ると城の歴史が紹介されている。流れとしては南北朝時代の大高坂城→長宗我部元親の築城失敗(治水問題で諦め浦戸城へ移る)→山内一豊の入封。一豊の時代には完成せず、二代忠義の時に全容がほぼ完成したとのこと。面白エピソードとしては山内氏入封時の長宗我部氏の遺臣との対立。一豊が残存する半農半兵の一領具足に如何に苦労したかが紹介されていた。

 

100名城関連はコチラ