その着せ替え人形は恋をする 第12話「その着せ替え人形は恋をする」の感想・レビュー

夏休みイベント消化回。コスプレ物なのにコスプレしないとはこれ如何に!?
宿題・ホラー・学校プール・夏祭り・添い寝電話などのイベントをこなす。
ギャルの行動力に乗っかる形で今までスルーしてきた青春イベントを経験する主人公。
コス衣装パートだと主人公が搾取される側面が目立つので恩恵を受けていることを強調。
割れ鍋に綴じ蓋的な関係でお互いの得意領域が異なるからフォローし合える関係性を見せつけた。
個人的な雑感だが幼少期に主人公にトラウマを植え付けた少女の伏線は回収して欲しかったものよ。

今回コスしませんでしたね。強いてあげれば浴衣か!?

  • 夏休みイベント消化回
    • 今回はギャルと主人公が夏休みイベントを消化していく様子を眺める回です。きっかけとなるのが宿題。ギャルの喜多川さんはダディと夏祭りに行く予定でしたが、宿題が終わっておらず強制キャンセルさせられます。さらには宿題を写真に撮ってスマホで送るよう指示されてんやわんや。人形職人とかギャルとかが通う学校で大学受験関係無さそうなのに真面目に宿題に取り組んでいて偉い。しかし喜多川さんは数学の宿題を学校に置き忘れて存在を抹消していたのであった!途中、ホラー鑑賞を舐めてかかってビビりまくる喜多川さんの微笑ましさの描写を挟みながら、宿題を学校に回収しに行きます。誰もいない校舎を二人で練り歩き、学校のプールに勝手に潜入。プールに落ちる喜多川さんは泳げずにあわや溺死の危機。主人公は喜多川さんが友達と海に行ったことを思い出し、泳げないのに行ったんかい!?とツッコミを入れますが、泳ぐだけが海の楽しさではないことを語る喜多川さんを見てイイハナシダナー的な流れになります。
    • そして今回のクライマックスとなるのが夏祭りデート。今回はほぼコス描写が無かったので、浴衣がコスの代わりなのかもしれません。いつもとは異なる着付けと髪形で惚れ直す主人公。もともと雛人形職人だし和系統に弱いよね。うなじの破壊力の効果は抜群。花火を見ながらいい雰囲気になりかけるも、ネタに走るのが我らが喜多川さんであり、かき氷を食べて真っ青に染まったベロを突き出し笑いを取るのでした。ラストはベタな鼻緒ズレからのおんぶ。当然の如く来年のお祭りも一緒に行くことが前提となっており、それを嬉しく感じる主人公を見ながら夏祭りイベントは終わります。
    • そしてエンディング後にC-partがまだあった!ホラー映画の続編を一人で見てしまった喜多川さんは怖くて眠れなくなり、主人公に添い寝電話を要求します。主人公と話している間に怖さがなくなりむしろ恋心を募らせる喜多川さん。主人公の寝息が聞こえてくると、思わず好意を伝えて告白してしまうのでした(無論主人公は寝落ち)。翌日からは2学期始まるよエンドとなります。

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