虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期2話「重なる色」の感想・レビュー

才能に依存したソロプレイの垂れ流しでイキる大陸人に団結の尊さを示そうとする話。
アニガサキにおける同好会はかつてグループを否定し集団の中での個の追究を求めた。
しかしその個はけっして独りよがりのものではなく他者に支えられているものであった。
善良な同好会メンバーは大陸人の孤立を気に掛けるが火に油を注ぐ結果となってしまう。
独りよがりの独善に対しては集団でしか成し得ないことを示すしかない!
こうしてこれまでソロを追究してきたメンバーたちの中からユニットが誕生したのである。
同好会のメンバーがいくつかのユニットを結成してそれぞれ大陸人に働きかけるも響かず→→
終局部で化けの皮が剥がれて孤立したところを同好会メンバーが救うという流れになるのかな。

集団の中での個性を追究してきた同好会メンバーがソロからユニットを組む時

同じ留学生として独善的な大陸人を気に掛けるスイス人
  • 狂言回しとしての大陸人
    • 閉じた物語の続編を作るため用意された敵キャラライバル。そのライバルの価値観を変えるために同好会メンバーが働きかけをするというのがアニガサキ2期の大きな流れ。ライバルが掲げる価値観とは唯一絶対の自分が他者にアイドルパフォーマンスという施しをしてあげるというもの。それは大衆と一緒にライブを作り上げるという同好会の価値観とは反するものであった。独善的で独りよがりの大陸人に「集団の中での個の追究」を示すには、ユニットを組んで「群れ力」を見せつけるしかない!と、いうことでエマ(スイス)・彼方(バイト戦士)・りなりー(コミュ障)・かすみん(かすみん)の4人が立ち上がりライブをすることになったのでした。もしかしてこれってこの後も他のメンバーがユニットを組んで群れることの魅力を見せていくという流れになりそう(ならないかもしれない)。
    • 一方で今回は大陸人が秘める心の闇っぽいものがエマを通して伏線となりました。大陸人は決して悪い人じゃないよフラグ。何らかの原因があって大陸人は独りよがりになってしまったんだよという見せ方。安易な予想だとこれから同好会メンバーが各ユニットを組んで次々とライブを行う中で、大陸人は心が揺さぶられていくも、過去のトラウマから集団を認めることができない。そしてファンはどんなにパフォーマンスが良くても独りよがりの大陸人のライブから徐々に離れていき、大陸人は精神崩壊。そこを侑が新たに引っ提げて来た曲を使って皆でライブで大団円という流れかな。テキトーな予想なんで外れてくれることを祈るぜ。

集団の中での個性を示すためユニットを組んだメンバーたち

アニガサキ1期感想全13話


アニガサキ2期感想まとめ