虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期11話「過去・未来・イマ」の感想・レビュー

同好会の意義を再確認する話と卒業前になっておセンチになってしまう果林の話。
同好会から部への昇格が問われる中、仲間たちは同好会のままでいることを決断。
大会など目指さなくてもいつでもパフォーマンスを披露することができる!
例えパフォーマーの在り方は違っても根底にあるものは一つ!と夕暮れクレープの誓い。
一方、3年生組は卒業が目の前に迫り、果林は将来に思いを馳せ感傷に駆られる。
だがイマできることを見過ごしてしまうと助言され、同好会単独ライブを提案する。

将来に対する漠然とした不安

夕暮れクレープの誓い
  • ハッピーエンド後に何を語るか
    • 2期を動かしてきたランジュちゃん問題もひと段落し、メンバーの親睦を深めるイベントも経験したなか、残り話数をどのように締めるかが注目されていたアニガサキ。11話では部へ昇格するか否かの選択を通して、改めて同好会の存在意義を問い直して総括することに。さらにこの過程を経るなかで、3年生組は卒業を意識させられるという寸法です。
  • 同好会の存在意義
    • 我らがかすみんの早とちりにより同好会が部へ昇格するという噂が持ち込まれます。しかし部への昇格は希望制であり全くそんな話はなかったことが明らかに。それでも部への昇格という話題はメンバーたちに今後の活動方針を強く意識させます。皆が熟考を重ねるなか、痺れを切らしたかすみんは選択を迫るのです。クレーブを食みつつ彼女らがくだした決断は同好会のままでいること。タイトルにラブライブとついていてもラブライブなど目指さないというスタイルを貫きます。そういえば大会を目指したからこそ空中分解してしまい、そこから個の尊重を前提とする緩やかな繋がりを軸に同好会を再結成したのでしたよね。目指す目標や在り方は違っても、スクールアイドルという根底は同じ!と夕暮れクレープの誓いを行うのでした。
  • 果林ちゃんおセンチ問題
    • 今回の裏の主役は果林ちゃん。上述した部への昇格問題を考える中で、卒業を意識し始めてしまいます。さらにはクールぶって達観しているのに教科教育の成績は壊滅的で赤点スレスレなのか……。今回はミアちゃんに付きっきりで勉強を見てもらうことになります(それでも55点だったという)。果林ちゃんが感じているのは誰しもが思うことで将来に対する漠然とした不安。そんな果林ちゃんに対してスイス人エマから助言タイム。過去を踏まえて将来に思いを馳せるのは良いが、大切な今を見過ごしてまうとのこと。親友の言葉に感化された果林ちゃんは、今できる事として、同好会での単独ライブを提案。これが残り話数のラストに繋がるという展開になるのでした。1期が侑ポムだったとすると、2期はメンヘランジュが主軸であり、最後はライブで大団円というオチになりそう。
ミアに煽られようやく勉強する気になる果林
卒業を控えておセンチになる果林
55点で大喜びする果林

アニガサキ1期感想全13話


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