炉利ハッカー救出作戦を通して千束の信条「いのちだいじに」が砂上の楼閣であることが浮き彫りになる話。
ハッカー業界ではマウント合戦が行われており頂点に立ちたいロボ太くんがいた。
このロボ太くんは目の上のタンコブであるナンバーワンハッカーを殺害しようとする。
そのため千束たちは国外逃亡を補助する依頼を受け護衛任務に従事することになる。
だが途中で護衛対象が殺害されてしまい任務失敗……と思いきや、実は生きてました展開。
執拗なロボ太くんの追跡から逃れるためには死んだと見せかけるのが良いとのこと。
死者を出したことで鬱ってた千束はほっと一息するも、たきなは千束の在り方を許せない。
「いのちだいじに」を唱える千束の方が異常であり、それを視聴者の代わりに突っ込ませる。
「いのちだいじに」を信条とする千束と任務遂行のためにすぐ殺害を選ぶたきな


トカゲの尻尾切りにより左遷されてしまった黒髪クーデレのたきなと自ら望んで左遷先にいるボブ子の千束。前回のストーカー捜査に続いて、今回は要人の国外逃亡を支援することになる。ここでは千束が非殺傷主義を貫いたため護衛対象を死なせてしまい、彼女の信条である「いのちだいじに」がいかに綺麗事であるかが扱われる(※結果論としては要人の死亡は見せかけのものであったのだが)。シナリオの前半ではカーアクションによる逃亡戦が描かれる。敵のハッカーにハンドル操作を乗っ取られ、あわや川に落ちる寸前!までの流れは思わず手に汗握ってしまったね。
シナリオ後半は室内におけるガンアクションが展開され不殺を誓う千束が次々に相手を制圧していく無双っぷりがスカッとくる。そして千束は深手を負った相手には治療まで施し、相手の心情を揺り動かして自分のファンを増やしていく。そりゃー圧倒的な力を持つJKが死にそうな自分を助けてくれたら惚れてしまうやろー。こうして今回も無事に任務達成!と思いきや、ドアを開けたら即死。銃撃を受けた護衛対象は血しぶきを上げぶっ倒れる。千束は自分が非殺傷主義に拘ったため護衛対象を死なせてしまったことに衝撃を受ける。
このまま2話にしてリコリコ千束鬱ルートに入っても十分面白そうだったのだけど、その死は偽装だったことが判明。撃たれたぬいぐるみには自社の人間が入っており、護衛対象はスーツケースの中だったというワケ。こうして最初から予定調和な死の演出であったことがあきらかになったのだがいかに千束の「いのちだいじに」が理想論にしか過ぎないことが描かれた回でもあった。これ本編でたきなが死んじゃって千束が精神崩壊しそう。






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