【感想】メイドインアビス 烈日の黄金郷 第3話「成れ果て村」を見た。

相対的な価値観の等価交換により成り立っている市場を題材とする話。
物々交換では自分の欲しいものと相手の欲しいものが常に一致するとは限らない。
そのため共通の価値として貨幣が導入され取引の円滑化が図られていった。
成れ果ての村では個人が何に価値を見出すかという価値観が自動で取り立てられる。
リコのお供である小動物が圧迫死させられた際、非常に高いものだよ!と怒ると……
なんと傷つけた個体は強制的に身ぐるみ剥がされリコに賠償金が支払われる。
そのカネで宿を取った翌日、成れ果ての姫が降臨し、1話における入植者たちと繋がる。

小動物が握り潰されたり、その代償として成れ果ての個体が毟り取られるシーンは結構グロい

リコの小動物を握る潰した成れ果ての個体が自分の価値を徴収されるシーン(復讐法)

成れ果ての村に辿り着いたリコ・レグ・ナナチは不思議な市場の商取引を見学することとなる。個人によって価値は異なるものだが、その価値を交換することで商売が成り立つというものであった。これだけ書くと原始的な物々交換に過ぎないが、ここでは価値観が自動的に徴収されるところに摩訶不思議さがある。リコがお供に連れていた小動物がいたのだが、なんと成れ果ての個体のうちの1体に握り潰されてしまう。ここで眼球が飛び出て尻から内臓が出る描写は結構グロさがある。お供が傷つけられ逆上するリコは、お供の価値が超高いものだよと叫んでしまうのだが……なんと個人の価値を傷つけたとして、相手の価値が毟り取られていくのである。物品が徴収されているうちはまだ笑ってみられるのだが、ついには身体まで千切り取られていくところはこれまたグロい。リコはあまりの凄惨さに愕然とするも支払われた賠償金で宿を取ることになる。言語が通じなくても身振り手振りでなんとかして部屋に通され食事を得る。パッと見エグイ料理も難なく口に入れるリコ。こういうタフさがリコの凄い所だよなぁと。しかし今回も排泄物ネタは健在で案の定リコは腹を壊す。リコが腹痛に苦しむ中、成れ果ての村に降臨したのが成れ果てのお姫様。彼女は1話における入植者たちの話で原住民のコミュニティから追放された存在であることが匂わされる。まだ1期を6話までしか見ていないのだが、1つの作品で2つの物語が展開されているということなの?

羽虫舞う中でグロ料理を美味しそうに食べるが腹痛となるリコ
成れ果ての姫

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