【感想】惑星のさみだれ 第3話「騎士と契約」を見た

原作だとトラウマと裏切りを乗り越え憎んでいた祖父を受容する感動的な回だったのだが…。
刑事の父が同僚に殺され母が失踪すると祖父は主人公に人を信じるなと呪縛をかける。
しかし祖父は叔母一家と暮らすようになると掌返しで温厚になり幸せな晩年を過ごす。
従妹と祖父が幸せそうに語らす姿を見た主人公は自分との10年は何だったのかと絶望。
祖父の呪縛と裏切りを主人公は到底許すことができないのもまた事実なのだが……
祖父の死を目の当たりにし歪んでいたけれどそれは愛だと諭され乗り越える。

人を信じるなと呪縛をかけた祖父がアッサリ人を信じるようになっていた絶望

人間不信だった祖父が従妹と仲良く談笑しており自分との10年は何だったのかと絶望する主人公

原作では序盤のクライマックスだったシーン。主人公が祖父の呪縛と裏切りを乗り越える所が感動を生んでいたような記憶がある。主人公は刑事であった父が同僚に殺害され、母は失踪した。祖父は人間に絶望し主人公に人を信じるなと呪いをかける。主人公は以後10年間に渡り祖父から呪縛を駆けられ続けることになる。だが大学進学を機に実家を出ると、実家には入れ替わりで叔母一家が祖父と同居することになる。主人公には従妹がいたのだが、祖父と従妹は打ち解ける。祖父が病気になり実家へ帰省した主人公が見せつけられたものは従妹と祖父が談笑する姿であった。主人公は自分が祖父に呪いをかけられ続けたのに、アッサリ従妹と仲良くやってて絶望する。自分には人を信じるなと呪いをかけたのに従妹のことを信頼し笑顔を見せる姿は、主人公を裏切ったも同様であったのだ。けれども祖父が危篤状態になった際、主人公は過去を受け入れる。祖父の呪縛は歪んではあったが愛であったのだと。主人公は与えられた願い事を祖父を助けることに使う。原作だとここのおじいちゃんを助けてはすごくいいシーンだった記憶あるんだけどね。

原作だと感動的だった記憶がある「おじいちゃんを助けて」のシーン。思い出補正。